2005.05.03

■ 原書に挑戦(261)~ 日曜日のプリン?

Sarah Waters の "Affinity" です。

Millbank Prison を訪問して取材している女流作家、Margaret Prior が、ある女囚に興味を持ち・・・という流でスタートします。刑務所の様子などが克明に描かれています。

I talked a little with Miss Ridley then, about the women's diet and the variations that are made in it--there being always fish served on a Friday, for example, on account of the large number of Roman Catholic prisoners; and on a Sunday, suet pudding.

金曜日にはカトリック信者のために魚料理を出し、日曜日には suet pudding を出すと読めるのですが、この suet pudding とは何かなと思って google でイメージ検索をしてみたのですが、良く分かりません。脂肪から作るんでしょうか?イメージを見た限りではいろんな種類があって、あまりおいしそうには見えないというか、日本のプリンの感覚とは少し違うような気もします。どんな味なのか、キリスト教と何か関係があるのでしょうか?食べ物の話と宗教の話は、良く出てくるのですが、しっかりと理解できないまま読んでいます。

5月 3, 2005 →Sarah Waters, ■原書に挑戦 | | コメント (3) | トラックバック (0)

2005.01.30

■ 原書に挑戦(94)~ 一箱の塩

Sarah Waters の "Affinity" です。この本を手にしたきっかけは、やはり朝日新聞の書評欄で、「歴史ミステリー」の秀作として、同じく Sarah Waters の "Fingersmith" (邦訳「荊(いばら)の城」)が紹介されていました。「19世紀半ばのロンドンを舞台にした長編で、ヒロインは下町の故買屋で育てられた17歳のスウ。巨額の財産乗っ取りを企む詐欺師に誘われて、世間から隔絶した館で暮らしている令嬢の侍女になるのがこの物語の発端である。・・・」という文章がありました。そして、この Sarah Waters がこの本を書く前の話題作である「『半身』(Affinity) を読んでいる読者なら、Sarah Waters が普通の小説を書くわけがないだろうと思うだろうが・・・」というような言葉もあり、まず、こちらから読んでいます。何とも気の長い話ですが、やはり読む順序を大事にしないと、本を楽しむ事はできないということで読み始めました。

1870年代の刑務所に収容されている女性の話のようです。まだ、最初の方なので主人公も登場していませんが、気になる文化的項目が出てきました。

Upon a bare wood shelf there was a mug, a trencher, a box of salt, a Bible and a religious book: The Prisoner's Companion.

各部屋に備え付けられている備品のようですが、"a box of salt" とあります。日本では塩は箱に入って売られていたり、箱に入れて使っているのを見た事がありません。イギリスでは箱売りなんでしょうか?

1月 30, 2005 →Sarah Waters, ■原書に挑戦 | | コメント (2) | トラックバック (0)