2005.05.04

■ 原書に挑戦(264)~ the him

Matthew Pearl の "The Dante Club" です。

him に the が付いているという、あまり見かけない表現だったので、抜き出してみました。

J. R. Osgood came to usher Holmes upstairs. "Pay him no mind. Dr. Holmes," Osgood sniffed, watching the him in question saunter onto Tremont Street and toss money at the peanut vendor on the corner as he would at a beggar.

J. R. Osgood というのは、clerk の1人のようです。The Dante club の面々の紹介のようなページが十数ページにもわたっていて、誰と誰がどういう関係なのかをはっきりさせずに、次から次へと人が出てきて、延々と話が続くため、ほとんど挫折しかかっていたのが事実です。ゴールデンウィークのように時間が取れる時でないと、回復不可能でした。

辞書には、「Is the new baby a him or a her? 今度の赤ちゃんは男の子か女の子か.」というような例もあるため、ここにあるように him に the が付いていてもそれほどおかしい事ではないようですね。

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2005.01.30

■ 原書に挑戦(95)~ 黒い縁取り

Matthew Pearl の "The Dante Club" です。

Sarah Waters の "Affinity" が 1870年代であり、時代背景が古い話はあまり読んでいなかったので、同じく 1865 年のボストンを舞台としたこの本も同時に読んでいくことにしました。

次の文で必要なのは最後の方だけなのですが、1つの文が長いのでご容赦ください。

Death was as common a visitor in 1865 Boston as ever: infant sicknesses, consumption and unnamed and unforgiving fevers, uncontainable fires, stampeding riots, young women perishing in childbirth in such great number it seemed they had never been meant for this world in the first place, and--until just six months ago--war, which had reduced thousands upon thousands of Boston boys to names written on black-bordered notices and sent to their families.

黒い縁取りの通知が届くのはやはり悪い知らせなんですよね。3年ほど前にカナダの友人 (ネイティブの人です) が(これを読んでいるかも知れませんが)結婚式の写真を電子メールで送ってくれたのですが、どう見ても黒い縁取りがありました。う~んと思ったのですが・・・。

本題には関係ないにしても、1865年当時は「死」がいかに身近であったかが分かります。そんな時代だったんでしょうか。"uncontainable fires" という表現もなかなかできそうでできません。

1月 30, 2005 →Matthew Pearl, ■原書に挑戦 | | コメント (0) | トラックバック (0)