2005.11.21

■ 原書に挑戦(338)~ Sons of Fortune 読了

Jeffrey Archer の "Sons of Fortune" です。

二卵性双生児の Fletcher と Nat の物語です。Davenport 家と Cartwright 家は、共に同じ病院、同じ日に子供を授かりますが、Davenport 家の赤ん坊はすぐに死んでしまいます。Davenport 家の乳母が Cartwright 家の双子の1人とすり替えたため、双子の2人は別々の家で互いに兄弟であることを知ることなく元気に育ち、2人とも世の中で活躍を始めます。この 2人はいずれ法廷で出会う事になる、と本の後ページの解説に書いてあったので、どのようにつながっていくのか?と興味津々でした。Fletcher は弁護士になろうとしていましたが、Nat の方は金融マンとして活躍していました。しかし、話が進むにつれて、2人とも政治家を目指し始めたのです。このような展開になっていってどうして2人が法廷で出会うのだろうか?と疑問は大きくなるばかりでした。そして2人の若い頃から人生のターニングポイントで現れては邪魔をしていく存在として Ralph Elliot がいました。この3人が三つどもえとなって話が急展開を見せて、3人とも政治家を目指すことになり、やがて2人は運命のいたずらから法廷で出会う事になります。この急ピッチの話の展開は読者をあきさせる事がなく、さすがは Jeffrey Archer です。この物語の最初方を読んでいて、これは、どう見ても善良な Fletcher と Nat の単なる出世物語かぁと思っていましたが、このような手に汗握る展開にもっていける Jeffey Archer のストーリーテリングの巧みさに舌を巻いてしまいました。

例によって、語数と冊数をカウントアップします。平均的なページで 375語/ページでした。375語×534 ページ = 200250 なので、200,000語とカウントします。

ということで、次のようになります。

総冊数: 620 冊
総語数: 56,704,000 語

2005.1.5 からの累計
冊数: 20 冊
語数: 2,704,000 語

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■ 原書に挑戦(336)~ 1マイル分の勝利?

Jeffrey Archer の "Sons of Fortune" です。

今度は、双子とお互いに知らない Nat と Fletcher が知事選を戦う事になります。以下は Nat の親友の Tom の妻である Julia の言葉です。

"It looks as if Nat's going to win by a mile," said Julia from behind the morning paper.

by a mile: (informal) by a very large amount

マイルは非常に大きな距離の代名詞のようです。

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■ 原書に挑戦(335)~ governor の形容詞形?

Jeffrey Archer の "Sons of Fortune" です。

Nat と Ralph Elliot は知事選の指名候補争いを繰り広げました。その知事という単語はもちろん governor ですが、この形容詞形はラテン語の語源に戻って変化しているようで、かなり綴りが異なります。

There can only have been one purpose, to remove Ralph Elliot from the gubernatorial race.

gubernatoria: {主に米}(州)知事[総督,地方長官](governor)の;行政の[に関する]

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■ 原書に挑戦(334)~ インド人の名前?

Jeffrey Archer の "Sons of Fortune" です。

Nat と Ralph Elliot の争いは、Nat の息子の Luke に悲劇をもたらします。まさかこんな展開になるとは予想もしませんでした。以下は Luke の友人の言葉です。

Luke was the only boy ever to speak to me who never once mentioned my turban or my color. He simply didn't see them. I had looked forward to him being a friend for the rest of my life. Malik Singh(16).

Luke は Malik Singh がターバンをしていて肌の色が違っても気にしない唯一の友人だったようです。ということで、Malik はインド人ではないかと想像しました。

なお、私にはインド人の友人がいないので、これは単なる想像に過ぎませんが、Conan Doyle の "Sherlock Holmes: The Complete Novels and Stories Vol.1" の The Sign of Four にも次のような言葉が出てきます。

'The sign of the four--Jonathan Small, Mahomet Singh, Abdullah Kahn, Dost Akbar.'

この人達の名前もどこの国の人なのか、いまいちはっきりしませんが、Singh という名前が共通していることに気が付きました。

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2005.11.19

■ 原書に挑戦(331)~ ハウスワイン?

Jeffrey Archer の "Sons of Fortune" です。

Fletcher は Mario の店に食事に来ています。Mario はワインを出しますが、その時に宣言! します。

Within minites, Mario returned carrying two large tray of antipasti, while a waiter followed with two carafes of white wine."This wine is on the house," declared Mario,...

on the house: 店のおごりで、無料で

antipasti は何と訳して良いか分かりませんが、google でイメージ検索するといろんな盛りつけの皿が出てきますので、何となくどういうものかは分かりました。問題はワインの方です。最初、ハウスワインの話をしているのかと思いましたが、辞書を引くと、Mario のおごりで出してくれる事が分かりました。

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2005.11.06

■ 原書に挑戦(325)~ 大差で

Jeffrey Archer の "Sons of Fortune" です。

Fletcher は政治家となるべく、選挙に立候補します。どこに立候補するかは、本を読んだ方のお楽しみということで・・・。その選挙戦での途中経過の表現があります。

"Anything below fifty percent, we lose, over fifty we're in with a shout," said Jimmy, "above fifty-five and it's yours by a street."

by a street: {英話}大差で

"by a street" は慣用句だなぁと思って調べましたが、こういう意味になるんですね。

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2005.11.05

■ 原書に挑戦(324)~ 南に行く?

Jeffrey Archer の "Sons of Fortune" です。

Nat Cartwright が金融関係の会社で働き始めたころ、世界中の金融市場を常にチェックする必要があって、忙しい日々を送っていました。以下の文章の前半は全く関係ないのですが、1つの文章を引用するとこうなります。

In fact the only occasion Steven allowed Nat to take an afternoon off was to watch Su Ling receiving her doctorate at Harvard, and even then he had to leave the celebration party so he could take an urgent phone call and explaing why the Italian lira was going south.

go south: (American English informal) if a situation, organization, or set of standards goes south, it becomes very bad although it was once very good [Longman Dictionary of Contemporary English]

Steven は Nat の直属の上司で、Su Ling は妻です。あまりに忙しくて、Su Ling の学位の授与式に参列するためにしか午後を休みに出来ない状況で、しかも祝賀会も途中で抜け出してイタリア リラがなぜ下落しているのかを電話で説明しないといけないほどです。

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2005.10.15

■ 原書に挑戦(314)~ やっかいになる?

Jeffrey Archer の "Sons of Fortune" です。

   "I'd better start looking for a job as a waiter or bartender right away," said Fletcher, as they walked down the corridor.
   "But surely your father will..."
   "I don't intend to spend my whole life sponging off my old man."

何か仕事を探さなくっちゃと言う Fletcher に対し、お父さんが反対するだろうと Jimmy は言いますが、いつまでも父親に sponge off してはいられない、と Fletcher は切り返します。つまり、いつまでも親のすねはかじってられないと言うことなんでしょう。sponge off という表現が面白いですね。

10月 15, 2005 →Jeffrey Archer, ■原書に挑戦 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2005.09.04

■ 原書に挑戦(312)~ 米軍座間基地

Jeffrey Archer の "Sons of Fortune" です。

Nat は、兵役拒否が可能な状態にありましたが、大学生としてベトナム戦争に志願します。そして、兵役志願の面接時に上官に気に入られ、なるべく危険な目に遭わないようにと事務所で物資補給などの雑用を命ぜられますが、自分だけ安全な所にのうのうとしているのに嫌気がさし、ベトナムの最前線で逃げ場を失っているという情報を受信すると、身分を偽り、ヘリコプターで無理矢理前線に飛び出し、仲間をすべて救い出す大活躍をします。まさに生まれついての指導者 (born leader) の面目躍如たるものがありました。その時の名誉の負傷を治療するため、日本に立ち寄ったようです。Nat はアメリカに戻ってから国民的ヒーローとなり、The New York Times の一面を大統領と握手している写真で飾ることになります。

A week later they flew Nat to Camp Zama in Japan, where they operated on him to save his leg.

Jeffrey Archer は、日本に親しみを覚えているのか、それとも単にベトナムから近い日本基地を使ったのかどちらなんでしょうか?

9月 4, 2005 →Jeffrey Archer, ■原書に挑戦 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2005.08.16

■ 原書に挑戦(309)~ 日本人のステレオタイプ

Jeffrey Archer の "Sons of Fortune" です。

名前というものは覚えにくいというか、間違いやすいものです。Jeffrey Archer と Jeffery Deaver の First name の所を良く間違えそうになります。良く似ていますよね。

Nat が生徒会長に立候補して、その選挙結果の発表をする学生部長を形容する言葉として、日本人のような・・・という言葉を用いています。日本人のステレオタイプがどのように認識されているかが分かる言葉だと思います。

When eight o'clock had struck, every student was seated in his place. They rose dutifully when the dean of students entered the hall. Nat tried to read any sign of the result from the expression on his face, but even the Japanese would have been proud of Mr. Anderson's inscrutability.

日本人の表情が不可解である、という言い方は不可解です。日本人は相当、顔に出る人が多いように思いますが・・・。

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■ 原書に挑戦(308)~ 3文字の男?

Jeffrey Archer の "Sons of Fortune" です。

Jeffrey Archer を読むのは久しぶりです。"Kane and Abel"、"As the Crow Flies" を完読しています。双子として生まれたのですが、同じタイミングで生まれた子供が新生児室で死亡した際に、双子の1人は死亡した子供とすり替えられます。このため、双子の子供が別々の家の子供として成長していきます。

本来の双子の1人である Nathaniel Cartwright は、Taft 高校に進学し、あだ名は Natで、入学してすぐに Tom という生涯の親友ができます。一方、裕福な Davenport 家の乳母である Miss Nichol が取り替えて育て上げた Fletcher Andrew Davenport は、Fletcher と呼ばれ、Hotchkiss 高校に進学し、Nat と同じく、すぐに生涯の親友の Jimmy が出来ます。Hotchkiss 高校と Taft 高校は親善試合などを行うような関係の高校同士であり、2人は接近遭遇を繰り返していきます。同じ女の子を好きになるような事も発生します。

そして2人とも自分の高校の生徒会の会長に立候補して選挙戦を繰り広げます。Fletcher は勝利し、Nat は破れます。次のシーンは Fletcher と戦う対立候補についての話です。

  "So who do you think will be my main rival?"
  "Steve Rodgers," said Jimmy without hesitation.
  "Why Steve?"
  "He's a three-letter-man, so they'll try to run him as the popular jock up against austere academic. You know Kennedy against Stevenson."

thrée-lètter mán: {俗}同性愛者。gay または男の同性愛者を指す fag が3文字であることから。

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