2006.06.26

■ 原書に挑戦(462)~ 顔にありありと表れている

Jeffery Deaver の "The Twelfth Card" です。

Clearly a rookie, he had "eager" written on his smooth forehead.

日本語でも同じような表現があります。こういう考え方が共通であることを知って、ホッとします。

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■ 原書に挑戦(461)~ wet blanket

Jeffery Deaver の "The Twelfth Card" です。

"Everybody thinks I'm disagreeable," Rhyme scoffed, rolling his eyes. "Everybody thinks I'm the wet blanket--there's another cliché for you, Lon.

a wet blanket: 熱意を失わせるもの、座を白けさせる人[もの]

事件の関係者に話を聞く事になり、当事者が16歳の女の子であると分かったのに、絶対に不向きであることは明らかな Rhyme が「私が話を聞こう」と言ったため、みんなしらけてしまった、というくだりです。この後、実際に16歳の女の子2人と、Rhyme との会話のやりとりが始まりますが、話が全くかみあわず、予想通りの苦戦となります。

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2006.06.23

■ 原書に挑戦(448)~ 3冊追加

読み終わっていない本だらけにも関わらず、また3冊追加してしまいました。本を amazon で買っている限り、時々、250円程度のギフト券が送られてきて、これに有効期限があるもので、もったいなくて使ってしまいます。このため、どうしても定期的に本を追加購入してしまうという事になります。完全に amazon の戦略にはまりこんでいる感じもします。

Jeffery Deaver の "The Twelfth Card"
 これは言わずとしれた、A Lincoln Rhyme novel ですね。The Bone Collector に始まり、ず~っと読み続けているので、新作が出るとどうしても読まずにはいられません。Amelia と Lincoln はどうなっていくのだろう?という興味もありますね。
 
Elizabeth Kostova の "The Historian"
 主人公の16歳の少女が、父の書斎で、奇妙な手紙を発見します。その書き出しは "My dear and unfortunate successor:" です。Dracula の謎を探る話のようです。
 
Irving Wallace の "The WORD"
 ダビンチコードよりも遙かに古い 1972年に書かれたこの本は、イエスキリストの弟 James が書いたと言われる第2の聖書?にまつわる話のようです。
 
この興味深い3冊を、いつどのような順序で読んでいくか?は、なかなか悩み所です。多読中の多数の本よりも優先させて読んでしまうとは思いますが・・・。

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2004.10.23

■ 原書に挑戦(50)~ Jefferey Deaver "The Vanished Man"の書評

英語の表現の面白いものを書くばかりで、どんな話だったのか、気になるという人のために、少し書評的なものも載せておきます。

[最後まで犯人の真の標的が分かりません]

これが現時点の Lincoln Rhyme シリーズの最新作です。今回は犯人の Magician が次々と繰り出す「気をそらす (Misdirection)」技術に翻弄される Lincoln の姿を強調し過ぎるあまり、Lincoln の影が少々薄くなっている感があります。目の前に犯人(Conjurer: 手品師)がいるのにあっさりと逃がしたり、捕まえても体の中に埋め込んで隠しておいた小道具でアッという間に逃げられてしまうというような感じで警察の威信は全くありません。

この話の中に Amelia Sachs の巡査部長への昇任試験がからみますが、史上第3位という高得点で試験を終えた Sachsに思いも寄らぬ運命が待ちかまえています。

今回はどちらかというと、Lincoln Rhyme が脇役という感じで、Jefferey Deaver お得意の五転六転するプロットを転がすのは観客を魅了することが仕事の魔術師の役目になっています。毎回同じ筋書きの水戸黄門式のプロットではなく、いろんな視点と角度から Lincoln Rhyme と Amelia Sachs の物語を書き続けてくれるので、飽きるということはありませんね。

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2004.10.22

■原書に挑戦(48)~ The Vanished Man 読了

8月の始めから読んでいましたね。今日までの間に2回も海外出張が入り、まともに時間をかけて読めなかった事もあり、長い時間かかりましたが読み終わりました。この本は magician による misdirection の固まりで、さすがの Lincoln Rhyme も危なかったですね。

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2004.10.21

■原書に挑戦(47)~ sleight of hand

Jeffery Deaver の Lincoln Rhyme シリーズ "The Vanished Man"です。もう500ページ近く読み進んできて、まもなく読み終わりますが、ここまで読んできて、さすがに私も気づきました。"sleight of ~"という表現が多用されているのです。"sleight of hand" は辞書を引くと、「手先の早業、手品、奇術」といった意味になります。この Magician が出てくる本にはぴったりの言葉です。さらに、普通の人の場合には "hand" なのですが、Lincoln Rhyme のように、肢体不自由な人には次のような表現に変わっています。一種の応用ですね。

"No," the Conjurer whispered. "It was--"
"--an illusion," Rhyme said to him. "It was all an illusion."
Some sleight of mind from the Immobilized Man.

Conjurer というのは、この本に出てくる Magician の犯人に付いたあだ名ですね。煙のように消えてしまう魔術師の事を指す、この本の題名の The Vanished Man に対抗して、Rhyme を The Immobilized Man と呼ぶのはさすがです。

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2004.10.09

■原書に挑戦(40)~ like-minded

Jeffery Deaver の Lincoln Rhyme シリーズ "The Vanished Man"です。犯人の magician は捕まえましたが、まだ共犯者?というか、後ろ盾が残っています。Hobbs はその中に入る人かもしれません(まだ分からないのです)。

Hobbs himself spent most of his time working and hunting and spending evenings with men friends, drinking and arguing (though the most of these arguments should be called "agreements" since he and his buddies were all extremely like-minded).

つまり「うまの合う (like-minded)」 者が集まって騒いでいたので、議論というよりは「そうだ、そうだ」という合意でもりあがっていたというのです。

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2004.10.03

■原書に挑戦(36)~ Stockholm syndrome

ニューオリンズの話から、こちらに引き戻すのがたいへんですが・・・Jeffery Deaver の Lincoln Rhyme シリーズ "The Vanished Man"です。犯人はとうとう、Rhyme の家に侵入し、1本の指を除き四肢が動かずベッドから身動きできない Rhyme を焼き殺そうとします。そこまでくると、Rhyme にも恐怖感が生まれそうなものですが、そうでもないようです(^o^?)。ようやく犯人の名前が分かり、犯人の以前の知り合いに電話で問い合わせている所です。Weir というのは犯人の名前です。この知り合いは精神的ダメージを受けて、セラピストにかかっています。最初の "He" とはセラピストの事です。

"He said being with Weir created a Stockholm syndrome relationship. You know what that is?" Rhyme said he was familiar with the condition--where hostages form close bonds with, and even feel affection and love for, their kidnappers.

ストックホルムという言葉に反応しただけの事なのですが、誘拐犯に親密な感情を抱くようになるということですね。別にこの男が誘拐された訳ではないので、単純な比喩なんでしょうが。Stockholm syndrome というのは1973年にスウェーデンで起きた銀行強盗事件で犯人が6日間も人質とたてこもった結果、人質が犯人に親近感を抱くようになった事から出来た言葉のようです。

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2004.09.01

■原書に挑戦(34)~ 懐かしい表現を見つけました

Jeffery Deaver の Lincoln Rhyme シリーズ "The Vanished Man"です。犯人は次々とマジックのショーのトリックを使って人を殺していきます。3人目の犠牲者となりそうな Cheryl Marston は Mazda の車に乗る犯人に毒を盛られ、体の自由を奪われて、ハドソン川の側にある小さな汚い池の上にロープで逆さにつるされて、徐々に水の中に沈められていきます。そんな彼女に別れた夫との離別シーンがよみがえってきます。

Roy looked up, wiped away crocodile tears and said it was for the best.

そうです。crocodile tears (嘘の涙) ですね。確か高校の頃に習ったような。あまりに懐かしかったので引用してみました。実際に使われているのを読むのは初めてのような気がします。

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2004.08.15

■原書に挑戦(33)~ 書き方のトーンの変化

Jeffery Deaver の Lincoln Rhyme シリーズ "The Vanished Man"です。マジックの世界で有名な「The Vanished Man」というトリックを使って殺人が行われます。Amelia Sachs は、遺留品リストからマジックのネタを販売している店を訪ねて捜査を進めていきます。

この本を読んでいて、今までの Lincoln Rhyme シリーズとは違うトーンを感じました。話が進展していく中で、登場人物の所作を冷徹に分析する第三者が登場しているのに気付きました。その第三者はスムーズな話の展開の腰をボキボキ折っていきます。新しい手法なんでしょうが、これが Lincoln Rhime シリーズの雰囲気をがらりと変えています。

まだ、最初の80ページ程度の所なのは、このひっかかりが原因かも知れません。いつもはもっとスムーズにどんどん読み進める page-turner なんですが・・・。

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2004.08.07

■原書に挑戦(32-2)~ commaの普通の使い方

Jeffery Deaver の Lincoln Rhyme シリーズ "The Vanished Man"です。今度は普通の comma の使い方です。一瞬、何を言っているのか分かりませんが、良く読むと分かります。

"Command, telephone. Call Kincaid comma Parker."

四肢が麻痺している Lincoln が唯一、自由に操れるのが言葉です。Lincoln が使っているコンピュータは、音声コマンドで動作します。最初の "Command" というのは、コマンドモードに切り替えるためのキーワードですね。ここでは「電話」機能の動作を要求しています。そして、電話先は、Kincaid, Parker すなわち、Parker Kincaid です。なぜか、family name で検索操作を要求しています。これは電話帳の検索を考えた場合に自然かも知れませんが、検索ではなく、単に、ある人の電話番号を思い出す場合には、あまり自然ではないかもしれません。どちらかというと後天的要素に引きずられた操作です。

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2004.08.03

■原書に挑戦(32-1)~ commaの変わった使い方

Jeffery Deaver の Lincoln Rhyme シリーズ最新作 "The Vanished Man"です。待ちに待った本を読むというのは気持ちがいいものです。シリーズ物を読むときの快感ですね。

Scattered around her were a flute case, sheet music and a spilled grande cup from Starbucks, the coffee staining her jeans and green Izod shirt and leaving a comma of dark liquid on the marble floor.

冒頭の殺人シーンです。既に殺された後で、死体の回りの状況を描写しています。音楽学校の女生徒(24才)が殺されています。どうりでフルートケースやら楽譜が出てくる訳です。しかし、問題なのは、"comma of dark liquid" ですね。辞書を引いた限りでは、このような用法は全く出てきません。これは推測するに「コーヒーがコンマ記号の形のようにこぼれている」のではないでしょうか?確信はありませんが、そういった用法のように思えます。

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2004.04.14

■原書に挑戦(7)~ Jeffery Deaver

この作家の代表的な本と言えば、Lincoln Rhyme シリーズです。捜査中に事故に遭い、四肢に重度の障害を追いながらも、研ぎ澄まされた推理力でベッドの上から犯人を追い詰めていく、そのプロセスにたまらない魅力を感じます。警官の中からリクルートしてきた美人のAmelia Sachsに "walk the grids"方式という捜査方法を伝授しながら、互いに惹かれていくというように、少しずつ話が進展していくので、シリーズものとは言っても同じパターンを繰り返している訳ではありません。

私はペーパーバック派なので、ペーパーバックとなっているもののみ紹介します。このシリーズは、The Bone Collector、The Coffin Dancer、The Empty Chair、The Stone Monkey と続きます。ハードカバーではもう1作出ています。The Bone Collector は映画にもなっていますが、原作との落差があまりに大きいので、是非原作を読まれることをお勧めします。犯人の意外さに息をのむストーリ展開は Lincoln Rhyme のデビュー作としては申し分のないものです。The Coffin Dancer は狙撃手の犯人との行き詰まる展開を楽しむことができます。私は何と言っても、The Empty Chair が最も気に入っています。人質を連れて逃げ回る犯人を追いかけていくのですが、犯人の動機やら心理分析が微妙に展開し、こんなに楽しんで読んだ本も久しぶりでした。第4作のThe Stone Monkey もアッという真犯人に驚きますが、中国語の勉強をしているようで、いまいちと感じました。

Lincoln Rhyme シリーズ以外はどのようなものだろうか?と思って読んだのが、The Blue Nowhere です。これはまさに何でもできてしまうハッカーとの対決物であり、IT時代の恐ろしさをまざまざと伝えてくれます。多少、コンピュータの歴史のお勉強という書き出しの所は、苦笑してしまいましたが、目まぐるしく展開するストーリに思わずひきこまれてしまいます。これ以外の本もきっとすばらしいものだと思いますが、時間が取れ次第、読んでみることにします。

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