2004.03.31

■原書に挑戦(1)~ Lord of the Rings

まずは言わずとしれた、Lord of the Rings です。この本を原書でまとめて一気に読破した人はそれほどいらっしゃらないのではないかと思います。合本もありますが、分厚くなるので、右の欄に紹介している3冊を別々に読まれるのが良いと思います。その方が読書の達成感もありますからね。表紙は映画の第1作から存在しているものなので、Two Towersの表紙は映画の第2作の1シーン、Return of the Kingの表紙は映画の第3作の1シーンというわけではありません。少しそこが残念な所です。いずれ、改版時に表紙だけ変えるということも考えられます。

この本は第1作目のThe Fellowship of the Ringの最初の所がノリが悪くて、ここが辛い所ですが、そこを超えると一気にストーリを追いかけて読むことができます。また、1作目から読まなくても映画でストーリや登場人物を把握しているというのであれば、The Two TowersやReturn of the Kingから読み始めるという手もあります。すべてを最初から読まなくて良いという人はこの方が現実的です。原文のフィーリングを感じたいという方には、この読み方がお勧めです。

映画は原作に忠実に作られているので、2作目、3作目から読み始めることに何の問題もありません。私はこの3冊をすべて読みましたが、作者が言語学者だけあって、物語構成や言葉の使い方はしっかりとしている(偉そうですみません)と思います。最後に私がこの3冊の本を読んで得た「生きたボキャブラリ」を1つだけご紹介します。それは、第3作の最後の戦いの中で出てきます。standard を守るという表現が出てくるのです。辞書を引かない読み方をしている私としては、「標準」とか「規格」では話がおかしいので、ここだけ辞書を引いて見ました。そうすると、何と、standard には「軍旗」という意味があるのです。これでハタと納得しました。なるほど・・・。これでこの語彙は私の中で生きたボキャブラリとなりました。原書を読んでボキャブラリを増やしたいという人は、あまり欲張らずに本の中で出てくる本当の「キーワード」(物語のストーリの理解に不可欠なもの)を自分の生きたボキャブラリとして取り込んでいくのが、無理が無く、楽しく原書を読み進めていくコツでは無いかと思います。

3月 31, 2004 →J. R. R. Tolkien, ■原書に挑戦 | | コメント (2) | トラックバック (0)