2004.07.29

■原書に挑戦(25)~ スピードの差に唖然

H.G.Wells の "A Short History of the World" です。すでに本文に進んでいるのですが、Introduction の所でまだ気になるところがありました。

The first thing that strikes you about Wells's Short History is its zest. The reader wants to know what happens next, and though the book can be read on a four-hour train journey, quite a lot of it will stick in the memory.

次はどうなるのか、とわくわくしながら読んでいくと、4時間の列車の旅で読んでしまえる、と書いてあります。驚いたのは「4時間」という所です。この本は普通のペーパーバックよりも少し大きめで、 右の欄の写真でも分かるように、日本の文庫本と新書本の差のような大きさの違いがあり、かなり文字は細かく詰まっています。しかも、約300ページあるので、1時間あたり、75ページもの速度で読む必要があります。

若い頃に速読の練習をして、1時間に60ページの速度を達成したことがありました。これは1分で1ページ読む計算になりますので、それでもとんでもない速度だと思っていました。なぜかというと、英語のペーパーバックはたいてい、1ページに40行程度あります。したがって、2行を3秒で読み進まないと、1ページを1分では読めません。したがって、日本人の私からすると、この1時間75ページというのは、その25%増しの速度で読み進む必要があるため、すさまじい数字だと思います。それがこともなげに書いてあります。しかもDan Brown のDa Vinci Codeなんかではありません。普通の歴史書です。それを興味をつないで驚異的な速度で読み進めるものだろうか?とかなり疑問に思ってしまいました。

最近、やっと英語の本を抵抗なく読み進めるようになりました。言い換えると、500冊以上読破していても、まだ、英語の本を読むのに抵抗があったのです。英語を聞く力の上昇と共に読むのもすんなりと読めるようになってきたように思いますが、やはりネイティブとの差はいかんともしがたいほどのものです。つくづくと思い知らされました。

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2004.07.07

■原書に挑戦(18)~ 歴史のかけら

歴史の「れ」の字も無いような気がしてきましたので、少し歴史の本にも着目したいと思います。高校1年生の頃に読んでいた H.G.ウェルズの歴史の本の事を思い出しました。あれを英語で読みたいと思ったのは去年くらいだったと思います。amazonで品切れになっていたため、暫く入手できなかったのですが、最近、手に入れました。右の写真は、amazonに載っていたものは、地球の周りの宇宙があまりにも明るいので、スキャナーで読み取って実物の雰囲気が出ているものを載せました。

"A Short History of the World" ですが、H.G.Wells が作家であるため、大変興味深い読み物に仕上がっていると思います。普段はあまり読まないのですが、今回は INTRODUCTION を読んでしまいました。なぜ読んだかといいますと、出だしの言葉が鮮烈だったからです。

Herbert George Wells (1866-1946) had many enemies, and his story was rather heroic.

H.G.Wells は、日本では「宇宙戦争」や「タイムマシン」の作家、どちらかというとSF作家であり、そのイメージからして敵が多かったというのは、まさに意外でした。

彼の家はどちらかというと貧しい家庭だったようで、小さい頃から薬局とか服地屋(drapery shop)に働きに出されていました。これは長続きせず、教師になろうとして "Normal School of Science, Kensington" に入学して、実際に1883年から1895年まで教壇に立ったそうです。しかし、1883年というと、まだ17才なんですが・・・。

この後、気になる表現が出てきました。

Also, in late-Victorian England, 'counter-jumpers' were despised.

'counter-jumpers' って何だろうと思いました。ランダムハウス英語辞典を引くと、

{古風}{英俗/侮蔑的}(小売店の)店員,売り子.

となっていました。なぜ、店員の事をそういうのだろうと気になりました。古い英語なら、Oxford Dictionary (Second Edition) だということで、引いてみました。

One who jumps over a counter: applied in contempt to a shopman or shopkeeper's assistant.

なるほどと思いますね。彼はジャーナリストとして、大衆に訴えかける筆力というか文才があったようで、本を書きに書きました。そこの所の表現が妙にリアルなので引用してみます。

He wrote and wrote, and wrote and wrote. ・・・ , he wanted the money, and wrote and wrote, and earned and earned, because he was read and read.

こういう表現もあるんだ、と思った次第です。まだ、Introduction だったので、次からは本文に挑戦します。

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