2006.06.01

■ 原書に挑戦(421)~ Prince of Fire 読了

Daniel Silva の "Prince of Fire" です。

Allon Gabriel は若い暗殺者と思っていましたが、実はもう50才位の中年に達しています。大体いつも痛めつけられるシーンがあり、どちらかというと、さっそうと派手なアクションをこなすヒーローという訳でもありません。しかし、このシリーズをず~っと読んでくると、この寡黙だが確実に相手を倒していく暗殺者が誕生した背景に、心の中の葛藤とか過去の痛み・苦しみを乗り越えてきた強さと、絵画の修復技術にかけては、世界でも有数の腕があるという職人技の存在とがクローズアップされています。

やっと最新刊に追いついたかと思ったのですが、"The Messenger" というのが最新作として登場すると書いてあり、がっくり来たものの、またまた楽しみが増えました。

例によって、語数と冊数をカウントアップします。普通のページで数えて 206語/ページでした。従って、206語×376 ページ = 77,456 なので、少し少な目にして、75,000語とカウントします。

ということで、次のようになります。

2006年の実績:
5 冊、 1,030,000 語

これまでの累計:
626 冊、58,064,000 語

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2006.05.27

■ 原書に挑戦(411)~ またいで乗り越える?

Daniel Silva の "Prince of Fire" です。

Gabriel climbed out of the van and crossed the carpark overlooking the beach, then he saddle-stepped a short stone wall and struch out across the sand to the water's edge.

辞書に載ってないのは、"saddle-step" という言葉です。しかし、この前後の文脈からすると、「ガブリエルはバンから降りて、海岸を見渡せる駐車場を横切り、海岸との境にある低い石の壁をまたいで乗り越え、砂浜から波打ち際へと進んでいった」というような意味なので、おそらく、いったん石の壁にまたがってから乗り越えて行ったのだと思われます。

これを読んで、あすとるさん の4月28日の記事にある stile を思い出しました。でもこれとは少しスタイルが異なると思います。

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■ 原書に挑戦(410)~ タイムカードの打刻

Daniel Silva の "Prince of Fire" です。

何か普通の日常シーンの記述が出てきました。

She found her card, third slot from the bottom, and punched in: 5:56 P.M.

そうですね。下から3番目にある自分のカードを取り出して、5:56分に打刻したんですね。punched in と表現するということが分かりました。

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■ 原書に挑戦(409)~ 郵便物

Daniel Silva の "Prince of Fire" です。

簡単な言い方というか、簡単な言葉なのですが、日本人的発想では誤解されそうなので、以下のような表現はうまく使えませんね。

Martineau removed his post from the mailbox, then rode the small lift up to the fourth floor.

post: 郵便物

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2005.06.15

■ 原書に挑戦(289)~ A Death in Vienna 読了

Daniel Silva の "A Death in Vienna" です。

今回は特にコメントするような箇所は見つかりませんでした。タイトルからすれば、誰が死ぬのだろうとかなり気になって読んでいきました。主人公の Gabriel Allon は死ぬとは思えないし、Gabriel を育て上げた暗黒街のボスのような雰囲気の Ari Shamron なのか、Gabriel の恋人格となっている Chiara なのか?と想像はかけめぐりましたが、最後のページに至って始めて、なるほどと得心しました。

今回は ユダヤ人収容所からの Death March を体験した Irene Allon (Gabriel の母親) がナチス将校の Erich Radek の肖像画を残していた事から Erich Radek が偽名を使って現在も生き続けている事が分かり、その実像を暴こうとする所から話が始まります。今回もまた複数の大陸にまたがる謎解きと Gabriel を狙う Clockmaker と呼ばれる暗殺者の執拗な追跡が織り込まれていて、飽きるということがありません。great read でした。

例によって、語数と冊数をカウントアップします。これも概算になりますが、かなり語数が少ない所をカウントして 287語/ページでした。287語×373ページ = 107,051 なので、105,000語とカウントします。

ということで、

総冊数: 613 冊
総語数: 55,555,000 語

2005.1.5 からの累計
冊数: 13 冊
語数: 1,555,000 語

6月 15, 2005 →Daniel Silva , ■原書に挑戦 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2005.05.05

■ 原書に挑戦(267)~ 2冊追加

Daniel Silva の "A Death in Vienna" を追加。これはウィーンに出張した昨年の5月に見つけた本で、これを読もうとしたのですが、暗殺者の Gabriel Allon を主人公とするシリーズものの最新作であったため、以下の順序の本を多読(読む順序を多少間違えましたが)。

1. the Kill Artist
2. the English Assasin
3. The Confessor

やっと最新作に追いついた、と思ったのですが、何と、最近になって最新作の "Prince of Fire" が発表され、また追いつかないといけなくなりました。うれしい悲鳴です。ペーパーバックがまだ出ていないので、しばらくは買いませんけど・・・。

もう1冊は、Richard Morgan の "Altered Carbon" です。これもシリーズものです。2411年の設定のSFですね。最近はあまりSFを読まなくなっています。理由は簡単です。「歴史と文化とライフスタイル」から少し外れてしまうからですね。この物語は人間が死の世界から解放され、お金さえ持っていれば、パーソナリティを cortical stack に埋め込んで、次々と新しい体に移動?できるという話らしいです。このシリーズには現在、次の2冊があるようです。

2. Broken Angels
3. Woken Furies

話が面白ければ、この2冊も続けて読むことにします。

5月 5, 2005 →Daniel Silva , →Richard Morgan, ■原書に挑戦 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2005.04.03

■ 原書に挑戦(221)~ The Confessor 読了

"The Confessor" by Daniel Silva です。

Gabriel Allon は今回もかなり痛めつけられます。この話も、第二次世界大戦のユダヤ人大虐殺の裏話などが出てきました。この時代の事実ではないにせよ、法王庁とユダヤ人との関係など、微妙な話が出てきましたので、少しずつ歴史的背景が頭に入ってきました。特にヨーロッパの人との付き合いが多いので、暗い過去や暗い歴史があったということを踏まえておき、とんでもない軽はずみな発言をしてひんしゅくを買わないようにしたいと考えています。

語数と冊数をカウントアップします。これも概算になりますが、比較的語数が少ない所をカウントして 284語/ページでした。少なく見積もって、約 260語×387ページ = 100,620 なので、思い切って減らして 90,000語とカウントします。特に語数を増やす方向では考えず、実際に近い数字にしていきたいと思います。

ということで、

総冊数: 608 冊
総語数: 54,910,000 語

2005.1.5 からの累計
冊数: 8 冊
語数: 910,000 語

とします。

4月 3, 2005 →Daniel Silva , ■原書に挑戦 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2005.04.02

■ 原書に挑戦(214)~ ドッグイアー

"The Confessor" by Daniel Silva です。

本のブックマーク代わりに本の端を折ると dogear になりますが、この言葉が実際の文中に出てきましたので紹介しておきます。

Next to the bed was a small chest. Lange wearily pulled open the drawers. He found underpants, balled black socks, and dog-eared breviary.

breviary は辞書を引くと、聖務日課書という訳が付いていますが、実際にどのようなものなのかはっきり分かりません。ホテルの部屋の中のシーンなので、なおさら分かりにくいですが、Lange というこれまた伝説的なスイスの暗殺者(という設定)が聖職者に化けて、ローマ法王を暗殺しようとして(この記事はタイミングが悪いですね)、変装するための小道具が置いてある部屋に入って、用意されている品々を調べている所です。従って、聖職者が使いそうなものが置いてあっても不思議ではない場面です。

所で全く関係ない話ですが、Webの画面で出てくる「アイコン」は icon と書きます。これは目が見える人向けのものですが、目が見えずに音しか聞こえない人のためのアイコンの事を、earcon (イアコン) と言います。あまり聞き慣れない言葉だと思いますが、昨年の6月に、JIS X 8341-3 というJIS規格が制定され、アクセシビリティに関して、かなり関心が高まっているので、イアコンという言葉を覚えておいても損はないでしょう。別にアイコンは eyecon では無いのですが、語呂合わせなのかも知れません。ドッグイアーが出てきたので連想してしまいました。

4月 2, 2005 →Daniel Silva , ■原書に挑戦, アクセシビリティ | | コメント (4) | トラックバック (0)

2005.03.31

■ 原書に挑戦(213)~ 帽子と共に進化?

"The Confessor" by Daniel Silva です。

Linux 分野で有名な RedHat の後継は、Fedora と言いますが、帽子シリーズなんですね。

He was greeted by the sight of Francesco Tiepolo and a priest in a clerical suit, flanking a small man in a long coat and a fedora hat.

ここで、He とは Gabriel の事で、この小説も大詰めに来て、お忍びの教皇(Pope)様を出迎える場面です。教皇様もかぶるという fedora であれば、単なる赤い帽子 (red hat) よりも進歩していると言えるでしょうか、言えないでしょうか。

3月 31, 2005 →Daniel Silva , ■原書に挑戦 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2005.03.26

■ 原書に挑戦(210)~ 断層ではないfault

"The Confessor" by Daniel Silva です。

以前に「英語への挑戦(3)」で書いたように fault という簡単な単語には「断層」という意味があり、これに気がつかずにとんでもない誤訳を誘発したケースがありました。しかし、また少し違うニュアンスで使われているものを見つけました。

この話の冒頭で殺されてしまった Benjamin の性格について述べている所です。

I worked with Benjamin in the field. I know how he thought, how his mind worked. He was careful to a fault. He had backup plans for his backup plans.

to a fault: {文語}(よい点について)欠点といえるほどに,極端に,あまりにも

用心深さも相当な物だったようです。このおかげで、彼が殺された本当の理由も判明するのです。こういう簡単な単語を軽視せず、しっかりと意味をくみ取れるようになろうとして、膨大な量の本を読み続けています。

3月 26, 2005 →Daniel Silva , ■原書に挑戦 | | コメント (0) | トラックバック (0)

■ 原書に挑戦(208)~ 秘密の会談

"The Confessor" by Daniel Silva です。

この話は Gabriel の仲間である Benjamin が殺されるシーンからスタートします。なぜ、Benjamin が殺されたのか、単に本を執筆していただけの彼がなぜ殺されなければならなかったのか?

One evening in March 1942, Mother Superior addressed us after our evening meal. She informed us that in three days' time, our convent was to be the site of an important meeting between Vatican authorities and a high-level delegation from Germany. The Convent of the Sacred Heart had been chosen because of its isolation and the beauty of its facilities.

北イタリアのひっそりとした修道院で行われた会談と Benjamin の死との間の関係を Gabriel は探っていきます。この話では Gabritl はあまりプロの暗殺者らしくないですね。ある男を追ってローマに来て、ホテルの自室で逆にその男に襲われなぐられ、縛り上げられ、あげくのはてにイタリア中の警察に指名手配され、顔写真までテレビに流れる始末。う~ん、これがあの伝説の Allon Gabriel なんだろうか・・・。

3月 26, 2005 →Daniel Silva , ■原書に挑戦 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2005.03.09

■ 原書に挑戦(193)~ 洗濯物を包む紙とは?

"The Confessor" by Daniel Silva です。

これは Gabriel Allon シリーズの第3作目です。間違えて第2作、第1作の順で読んでしまったため、人物関係の再構築に少しとまどいがあります。世界でも数本の指に入るという類まれな才能を活かした絵画修復業を営むかたわらとんでもなく優秀な暗殺者でもある Allon は現在51歳です。子供と妻は第1作目で Tariq のリベンジにより車ごと吹き飛ばされてしまい、妻は生き残っていますが、生ける屍状態で、外界の刺激に何の反応も示さず、記憶も失われています。仕事の合間にそんな妻を時々見舞い続けている Allon の心中を推し量る事は難しいですね。

今回は大学で教鞭を取っていた Benjamin Stern という人が何らかの理由でテロリストに殺害されるのですが、誰がなぜ殺したのかを探るために Allon が動きます。何と Benjamin の弟に偽装して警察から事情を聞き、あくまで弟として振る舞っています。う~ん、大胆としか言いようがありません。Benjamin のアパートに入り、ベッドルームで暗殺のプロの鋭い目が光ります。

The bed was unmade, and on the cracked leather armchair was a stack of fresly laundered clothing, still bound in brown paper and string.

ここで気になったのは、洗濯屋に出した洗濯物が茶色の紙に入れられて紐で縛られていると書いてある点です。ここはイタリアのベニスなのですが、日本なら洗濯物はビニール袋に入れられて返ってくるのではないかと思います。他の国はどうだろう?というのが私の疑問点です。アメリカのホテルで一度洗濯に出した事があります。普通ならそんなもったいないことはしないのですが、その時は空港のターンテーブルから荷物が出てこなくて困った時でした。着替えが無くて困った上に洗って干して乾かす時間もなくて、仕方なく着替えを1セットだけ買って、着ていたものを洗濯に出して仕事に出かけたのでした。そのときはだだっ広い部屋の高級ホテルだったので、ちゃんと日本のようにビニール袋に入っていました。下着までもアイロンがかけられてビニール袋に入れられて返ってきたのには苦笑するしかなかったです。

3月 9, 2005 →Daniel Silva , ■原書に挑戦 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2005.03.05

■ 原書に挑戦(185)~ どうも似ている(改訂)

Daniel Silva の "The Confessor" です。

「原書に挑戦(184)~ どうも似ている」の2つの本の違いが分かりにくいので、写真を拡大できるようにしました。じっくりと違いを確かめてください。

なお、拡大写真のサイズが自動的にウィンドウサイズに変更されてしまう場合には、以下のようにしてください(Internet Explorer を使っている場合のみ有効)。

Internet Explorer の[ツール]にある [インターネットオプション]で、[詳細設定]タブをクリックし、その中にある「マルチメディア」の項目の中の「イメージを自動的にサイズ変更する」の前の□に付いているチェックマークを外します。

3月 5, 2005 →Daniel Silva , ■原書に挑戦 | | コメント (0) | トラックバック (0)

■ 原書に挑戦(184)~ どうも似ている

この話は、再び Gabriel Allon が登場する話です。この本を見て思ったのは表紙に何やら見覚えがあるということでした。右側の欄に載せてありますが、並べた方が良く分かるので、まず、この The Confessor の表紙を下に示します。
confessor
The Confessor
↑写真をクリックすると拡大します。文字をクリックするとamazonに行きます。

これと似ている本は、かの有名なDan Brownの "Da Vinci Code"です。私が右の欄に掲載した写真はハードカバー版のもので、まだペーパーパック版が発売される前でした。私が実際に読んだものはペーパーバック版で、昨年の4月にウィーンに行く途中のフランクフルト空港で買ったものです。この本の写真を以下に載せます。
da_vince_code_new
The Da Vinci Code
↑写真をクリックすると拡大します。文字をクリックするとamazonに行きます。

見て分かる通り、非常に良く似ています。作家が異なるのですから、不思議な一致です。Da Vinci Codeの方は、Corgi Books、The Confessor の方は Signet Books です。出版社が違うので、偶然の一致ということは無いと思いますが、デザイナーが同じなのかも知れません。アーチ形の中にある小さな四角い窓まで一致しています。わずかに人の動きが違う位でしょうか。でも明らかに同じ場所?を示しているように思います。この場所がどこなのかをこれから The Confessor を読みながら推測していきたいと思います。

この本を読む前の単なる憶測としては、Da Vinci Code の主なシーンからすると、Louvre Museum か Westminster Abbey だと思います。Louvre は、入口まで行ったのですが、実際には中に入らなかったので分かりません。Westminster Abbey の回廊はこんな感じだったのかも知れません。写真撮影禁止だったので、素直に従いました。しかし、中庭から外に出て裏から写した写真が次のものです。こんな裏から写真を撮った人は誰もいないと思いますので貴重な写真かも知れません。あまりにも暗かったので、画像処理で少し明るくしてあります。
Westminste_outside

この写真を見ると、上記の本の表紙にあるようなアーチ形の曲線が建物に埋め込まれています。したがって、Westminster内部の回廊に同じようなアーチ形があったとしても不思議ではありません。決定的な証拠ではないので何とも言えませんが、Westminsterの暗い回廊を外側から眺めた記憶がないので、完全な憶測ですが、この可能性は高いです。ということで、The Confessor を読んでみて、Westminster Abbey が出てくれば、間違いないでしょう。Daniel Silva のこのシリーズはヨーロッパ中をあちこちと Gabriel Allon が動き回るので期待しています。章のタイトルから見ると、少なくともミュンヘン、スイス、ローマ、ベニス、ロンドン、フランスと動き回っていて、ローマがメインの舞台のようですが、読んでみないと何とも言えません。

3月 5, 2005 →Daniel Silva , ■原書に挑戦 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2005.02.21

■ 原書に挑戦(168)~ "The Kill Artist" 読了

発売されている本を調べたのですが、Gabriel Allon シリーズの1作目だと思います。思います、と書いたのは、既に2冊目を読んでしまってから、これを読んでみると、どちらが先でも構わないように思えたからです。冷酷な殺人マシンだとばかり思っていたのですが、この本から読むとかなり印象が異なります。裏の裏をかいて仲間さえもだますという話の展開に何が正しい情報で何が間違っているのか、境目がはっきりしなくなります。最新作の "A Death in Vienna" を読みたくて読み始めたシリーズなのですが、この後、"Confessor" を読めば追いつきます。早速、amazon に発注しました。

語数と冊数をカウントアップします。これも概算になりますが、少し少なめに見積もって、約 280語×430ページ = 120,400 なので、120,000語とカウントします。

ということで、

総冊数: 603 冊
総語数: 54,360,000 語

とします。

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■ 原書に挑戦(167)~ テロリストもデーツが好き?

Daniel Silva の "The Kill Artist" です。

以前、「■ 原書に挑戦(120)~ date とは?」で、Edward Rutherfurd の "London" の中に登場した、dates が出てきました。懐かしくなってしまいます、というか良く理解できます。

Gabriel の目の前で Gabriel の妻子を車ごと爆弾で吹き飛ばした、テロリスト Tariq がニューヨークに現れ、最後のテロを行おうとしています。その前に中近東のものを専門に扱っているグロッサリストアに行った時の会話です。

"Dates," Tariq said in English. "I'm looking for dried dates."

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2005.02.12

■ 原書に挑戦(144)~ Gunpowder cloud

もう一度、Daniel Silva の "The Kill Artist" です。

He retraced his steps and stood on the quay again. Gunpowder clouds were rolling up the river from the sea.

問題は、この Gunpowder cloud です。雲の一種なんでしょうが、私の辞書には載っていません。インターネットで検索して、用法をいろいろと探って見ると、どうも火薬の爆発時に見られる黒い煙のような雲の事を表現しているようです。今にも嵐が来そうな感じの雲のように思えます。

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■ 原書に挑戦(143)~ テームズ側河口?

Daniel Silva の "The Kill Artist" です。

"It's Pittaway, isn't it? Killing all of us, what?" There was a bit of the Estuary in Dimbleby's accent, and it had thickened with the two bottles of Burgundy they'd consumed over lunch at Wilton's.

Julie Isherwood は、Gabriel の絵画復元業の発注元ですが、あまり商売の風向きが良くありません。同業者の Dimbledy と食事をしながら、同じく同業者の Giles Pittaway の羽振りの良さの話をしている所です。この後、Dimbledy から吸収合併の話を持ち込まれて、断る事になるのですが、この Dimbledy のアクセントが Estuary なまりがあるというのです。今読んでいる最中の Edward Rutherfurd の "London" には、Thames 川の河口の事を意味する estuary が盛んに出てくるので、この辺りのなまりの事を指しているようです。

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2005.02.11

■ 原書に挑戦(137)~ フルートとワイングラスの関係

Daniel Silva の "The Kill Artist" です。

意味不明な文章がありました。

Stone poured champagne into flutes the size of beer glasses.

シャンパンをフルートに入れるとは??どういう事か?と思い、辞書を引きました。何と、flute には、「17世紀の細身で背の高いワイングラス」という意味がありますね。形から連想して名前を付けたものと思われますが、それにしても、読んでいて一瞬、目を疑いました。

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2005.02.08

■ 原書に挑戦(127)~ Bloody なブランド品

Daniel Silva の "The Kill Artist" です。

絵画商の Julian Isherwood は、暗黒街のボスのような雰囲気の Ari Shamron に向かって次のようにブランド名を並べだしました。あまりにもお互いの話がかみ合いません。Shamron は、暗殺者として Gabriel を借り出しに来たのですが、Isherwood は掘り出し物の絵画を Gabriel に修復させているので、話に応じたくないのです。

Remember the old days, Ari? I used to have a gallery in New Bond Strasse, right next to Richard Green. I can't afford New Bond Strasse these days. It's all Gucci and Ralph Lauren, Tiffany and Miki-Bloody-Moto.

グッチ、ラルフ ローレン、ティファニーときて、ミキモトなんでしょうが、なぜ、Bloody が入っているのでしょう?単なる強調であるにしても、どういう意図の強調なんでしょうか?う~ん、ブランド品の話には付いていけません。

また、New Bond Strasse なんて言っていますが、ここはロンドンのはずなので、New Bond Street ですね。Strasse って言った方がかっこいいでしょうか。良く分かりません。

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2005.02.04

■ 原書に挑戦(118)~ Linux OS ではない fedora

Daniel Silva の "The Kill Artist" です。

He pulled on an overcoat, placed a fedora on his head, and tied a silk scarf around his throat.

fedora という単語が出てきて驚きました。赤い帽子をトレードマークにしていた RedHat 社が中心となって世の中に送り出した新しい Linux OS シリーズの名前が Fedora であるのはご存じの方も多いと思います。辞書を引いてみて、なるほどと思いました。「中折れ帽」と出ています。帽子シリーズで来ているんですね。今頃分かるのは遅いかも知れませんが、普通は辞書をわざわざ引くということはないですからね。

2月 4, 2005 →Daniel Silva , ■原書に挑戦 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2005.02.03

■ 原書に挑戦(112)~ ことわざ?

Daniel Silva の "The Kill Artist" です。

今まで、気にはなっていましたが、見過ごして来たことがあります。それは格言や故事来歴のたぐいです。誰が言ったか、どれだけの信憑性があるかなどは抜きにして、本の中に現れるものも書き留めていくことにします。

There was a saying inside the Office these days: the further we are from our last disaster, the closer we are to our next.

確かにそうですね。少し悲観的ですが、心を引き締める意味で効果があります。

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2005.02.02

■ 原書に挑戦(109)~ タバコの煙を追い払う

Daniel Silva の "The Kill Artist" です。

タバコの煙を追い払う、という何でもない仕草なんですが、さて英語で書くとなると、以下のように書けるかどうか疑問です。

Shamron lit a cigarette and waved away the cloud of smoke.

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2005.01.30

■ 原書に挑戦(93)~ 認識の光

再び、Daniel Silva の "The Kill Artist" です。続けて同じような表現を使った、というだけの事ですが、少しニュアンスが違います。

Upon hearing Tariq's name, the prime minister's eyes flashed, then resumed their calm appraisal of Shamron.

一瞬、分かったという認識の光が首相の目に見えたのですが、またいつもの調子に戻ってしまった、というような意味ですね。

1月 30, 2005 →Daniel Silva , ■原書に挑戦 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2005.01.29

■ 原書に挑戦(92)~ 弱肉強食

Daniel Silva の "The Kill Artist" です。Gabriel Allon が主人公のシリーズの1作目です。今回は焼肉定食ではなくて、弱肉強食の表現が出てきました。

As a result, he was surrounded by a pack of predators who would pounce at the first sign of weakness.

伝説の男 Shamron の話です。弱みを見せると一気に襲いかかられてしまうという弱肉強食の世界のまっただ中に Shamron がいるというくだりです。

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2005.01.05

■ 原書に挑戦(72)~ The Kill Artist -スタート

Daniel Silva の "The Kill Artist" ですね。Gabriel Allon が主人公のシリーズの1作目なのですが、間違えて2作目の "The English Assassin" を先に読んでしまいました。私が出張に行くヨーロッパの都市が良く出てくるので、なかなかリアルに感じる事ができます。

この話もいきなり、ウィーンのステファン寺院内での修復作業現場から始まります。ウィーンは昨年の4月に訪れていて、このステファン寺院を最初に見物しました。主人公の Gabriel Allon の性格も何となく把握しているし、すんなりと話に入っていけます。

1月 5, 2005 →Daniel Silva , ■原書に挑戦 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2004.11.28

■ 原書に挑戦(66)~ The English Assassin 読了

Daniel Silva "The English Assassin" を読み終わりました。読み終わってから気付いたのですが、これは Gabriel Allon が登場する2冊目の本のようです。もう少しきちんと調べてから読み始めるべきだったかと思います。

Gabriel Allon が主人公の小説は次の順序で読むべきものでした。

(1) The Kill Artist
(2) The English Assassin
(3) The Confessor
(4) A Death In Vienna (最新作)

このシリーズを読もうと思ったのも、ウィーンが舞台の最新作を読みたかったからにすぎません。そういった動機でどんどん読み進むのも一興かと思います。

11月 28, 2004 →Daniel Silva , ■原書に挑戦 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2004.11.27

■ 原書に挑戦(64)~ デルフト

Daniel Silva "The English Assassin" です。クールな Gabriel の性格に次第に親しみを覚えてきました。テロリストが車に仕掛けた爆弾で息子を殺され、奥さんはまだ入院しているという背景がある Gabriel はイスラエルの秘密組織?の暗殺者であり、Art restorerです。それほど悪い人間ではなさそうです。

ドイツのナチスが集めた美術品をただ同然で購入して所持していたスイスの銀行家 Augustus Rolfe が所持品を元の所有者に返還したいので、Gabriel に手伝って欲しいという依頼をしたため、それを良く思わない筋の人から恨まれて殺されたという事が分かり、密かに隠していた美術品を見つけ出して、それをスイス国外に持ち出そうとして、Gabriel とRolfeの娘 Annaが逃げ回ります。スイスからドイツを経て、オランダに行き、そこからイギリスへ船で渡るという計画のようです。

At 2 A.M. they arrived in the Dutch market town of Delft, a few mile inland from the coast.
彼らがやってきたのは、オランダのデルフトという所です。ここで昨年の1月にISOの会議が開催されましたので、懐かしい思い出がよみがえりました。海岸から数マイルと書いてありますが、デルフトの中心のデルフト駅からはどう見ても少なくとも20km以上は離れています。デルフトの西端から測ると数マイルなのかも知れませんが、少し違和感があります。

デルフトに行った時には、オランダ語など分かるはずもなく、1人でアムステルダム空港に到着しましたが、デルフトにどうやって行けば良いのかさっぱり分かりませんでした。電車を使って Den Haag 方面に行けば良いという事だけは分かっていました。切符の券売機にチャレンジしましたが、英語表記がなく、後ろの人に教えられるまま操作した結果、最後にお金を支払う段になって、コイン専用機であることが分かり、オランダに着いたばかりで紙幣しか持っていなかったため、ギブアップしました。切符は窓口で買ったのですが、今度はデルフトに停車する電車がどれか分からず困りました。プラットホームの表示板も分かりにくく、電車のルートも枝分かれしているのと急行と各停の区別が分からず、手当たり次第に人に聞きまくりました。

デルフトの駅は地方都市の例にもれず、夜の8時過ぎに到着してみると、駅前には誰もいません。タクシーも1台もいなくて、雨も降っていて、困り果てました。そこでもたまに通りかかる人をつかまえて尋ねました。皆さん親切でとても助かりました。デルフトの中心地はそれほど広くなく、次の日に半日も歩き回ると大体の地理感覚はつかむ事ができました。

In eight hours, a ferry would leave from Hoek van Holland for the English port of Harwich, and ...

デルフトが海岸に近いなどとは全く意識がなかったので、この記述を読んでガイドブックと照らし合わせてみて、初めて、Hoek van Holland からイギリスの Harwich 行きのフェリーが出ていることを知りました。これでオランダとイギリスのつながりが頭の中の地理感覚として確立されました。

Gabriel はスイスから休み無く逃げ続けてきて、疲れたため、このデルフトでホテルを探し、そこで一泊します。

He found one, on the Vondelstraat, within sight of the spire of the Nieuwe Kerk.

ここで "one" はホテルです。"Nieuwe Kerk" は英語で "New Church"、日本語で新教会です。これは壮大な塔がある建築物で、写真もたくさん撮りました。デルフトの町の中からはどこからでもこの新教会が見えます。したがって、Vondelstraat ってどこなんだろうと思いました。"straat" は "street" の事ですから、デルフトの中のどこかの通りになります。

デルフトに行った時にデルフトの町の地図を買ってきていたのを思い出して、Vondelstraat を探しました。デルフト駅から新教会を通り過ぎると、少し大きなスヒー運河 (Schie Kanaal) に突き当たります。この運河を渡って運河沿いの道を何度も歩いたのですが、その運河沿いの道から1本離れた通りが Vondelstraat です。観光地から離れているため、あまりホテルなどありそうにない地域ですが、逃亡者が隠れるホテルとしては最適でしょう。これでまた、この辺りの土地勘ができました。

この運河沿いの道を何度も歩いたのには理由があります。かの有名な画家フェルメールの中期の作品に「デルフトの眺望」という絵があります。この道から運河を隔ててデルフトの町を一望する構成の絵画です。これをどの場所から描いたのだろうか?と気になって、歩き回っていました。

こうして、本を読みながら、過去の旅の思い出と照らし合わせて行く事で、次第にヨーロッパの国々のつながりが実感できるようになってきました。でも会社からの出張で行っているので、良くても半日程度の時間内で観光のまねごとをしているだけで、なかなか歴史と文化とライフスタイルを理解する所まで行きません。しかし、着実にヨーロッパの国々の風景が頭の中に刻み込まれていくのが分かります。

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2004.11.20

■ 原書に挑戦(61)~ Luxembourg

Daniel Silva "The English Assassin" です。主人公?の Gabriel Allon と暗殺者 Englishman はついに、二人ともパリに来ています。

From a public telephone near the Luxembourg Gardens, he had made a contact with Uzi Nabot on the emergency channel.

ここで "he" とは Gabriel のことです。ここで思い出したのが、Luxembourg Gardens です。このブログを始める前の今年の1月にパリに行きました。これも ISO の会議で行ったため、本当にとんぼ返りでした。会議場所はパリ郊外であったため、パリの中心部にホテルをとり、会議場所まで、メトロで「通勤」することにしたのです。

このとき、直前にパリに出かけた友人から、治安が悪いので、1人で出歩く際に寂しい場所に行くと危ないと言われていました。そこでホテルを選びに選び、リュクサンブールガーデンのすぐそばのホテルを選んだのです。会議場所まで、地下鉄1本で行くことができ、しかも観光地のすぐ近くということで、会議に出かける前の朝の時間を散歩して、観光を兼ねる事ができると考えたからです。しかし、これは大変な考え違いでした。

初日の朝に気が付いたのですが、冬のパリは夜明けが遅いのです。これは大変ショックでした。もっと良く調べておくべきでした。朝の9時になってもあまり明るくなく、散歩と観光など両立するはずもなかったのです。

海外出張に行くたびにトラブルの連続でした。最近は慣れてきましたが、パリへの出張もいろいろありました。出かける前の日に部下から風邪をうつされたのに気づき、ひどくなる前に医者に行き、薬を飲みながらの出張となりました。その薬には利尿剤も含まれていて、窓際に席を取っていた私は、10時間を超えるフライトの中で6回ほどもトイレに行かざるを得なくなり、隣の人たちに大変な迷惑をかけてしまいました。日本にいれば、風邪が悪化することもなく、すぐになおる所だったのですが、飛行機の中は空気も悪く、ついにパリで会議していると軽く咳が出始めました。

風邪をひかず、ひいてもすぐに治る秘策を4年前に会得した私としては、およそ4年振りの「咳」でしたが、会議が終わって、同僚と食事にも行かず、パリのホテルで早めに寝ることで、あっさりと風邪を退治してしまいました。会議の最終日には元気よくエッフェル塔にのぼって、パリの最後の夜を満喫しました。

ということで、Luxembourg Gardens は思い出深い所となっています。

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2004.11.03

■ 原書に挑戦(52)~ 雨にも疑似人格?

Daniel Silva "The English Assassin" です。主人公?の Gabriel Allon も暗殺者のようですが、この小説には英国人の暗殺者も登場して、バラバラに話が進行しています。しかし、次第に両者が近づいてきます。この英国人の暗殺者は The Englishman と書かれていますが、現在、二人ともフランスにいます。特に The Englishman は Paris にいます。

It was late afternoon by the time he reached the outskirts of the city, the sky low and heavy, a half-hearted rain. He made his way to the fifth arrondissement, where he checked into a small hotel on the rue St-Jacques.

この "a half-hearted rain" というのは感じは分かります。降っているのか降っていないのかはっきりしないような訳の分からない雨なんでしょうが・・・。こういう書き方ができると表現力に幅が出ますね。

今年の初めに Paris に行って、Eiffle Tower に上った以外は何も観光をしなかったにもかかわらず、また3日間、地下鉄の1路線に乗って会議場に通勤?していただけなのにもかかわらず、Paris の地名を聞くと懐かしく感じてしまいます。土地勘というよりは、Paris の町を理解するためのベースが出来たような気がします。そのベースを元にして、周辺地域の位置関係が頭に入っていきます。

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2004.07.31

■原書に挑戦(29)~ 女性の仕草

Daniel Silva "The English Assassin" です。art restorer の Gabriel Allon (男性) は、仕事の依頼を受けてスイスに飛んだが、クライアントが殺されているのを発見し、殺人容疑で逮捕され・・・、釈放はされるのですが、なぜクライアントが殺されねばならなかったのかを知るために、クライアントの娘であり、バイオリン奏者として世界的に有名な Anna Rolfe に会いに行きます。8時間にわたるバイオリンの練習を終えた後、Gabriel と相対して話をしている時に見せた、Anna の仕草は次のような表現になっています。

Even after the long rehearsal session, her hands could not remain quiet. They set out on private journeys: toyed with a cigarette lighter, drummed on the glass tabletop, made repeated trips to her face to chase away the stray lock of hair that fell across her cheek.

「手」を主語として、手があちこちと動き回る様を巧みに表現しています。特に "made repeated trips ..." の所の表現は参考になります。こういう風に言うんですね。頬に落ちかかる髪を何気なく払いのける様をいかんなく描写しています。

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