2005.12.10

■ 原書に挑戦(354)~ 気を悪くする

Conan Doyle の "Sherlock Holmes: The Complete Novels and Stories Vol.1" です。

Adventures of Sherlock Holmes の中の "A Scandal of Bohemia" の一節です。

Be in your chamber then at that hour, and do not take it amiss if your visitor wear a mask.

take…amiss: 〈物事に〉気を悪くする,…を(悪くとって)怒る;誤解する

これは何の変哲もないイディオムですが、用途は広いですね。「部屋に男が訪ねてくるが、マスクをしていても気を悪くしないように」とホームズは言われます。

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■ 原書に挑戦(353)~ 見ているが観ていない

Conan Doyle の "Sherlock Holmes: The Complete Novels and Stories Vol.1" です。

Adventures of Sherlock Holmes の中の "A Scandal of Bohemia" の一節です。

"You see, but you do not observe. The distinction is clear. For example, you have frequently seen the steps which lead up from the hall to this room."

ぼ~っと見ているだけで、観察していない、とホームズは言います。例にあげているのが、階下のホールからホームズの部屋まで上がってくる際に使う階段です。階段をいつも見ているくせに何段だったか?と聞かれると答えられないという話がこの後に続いています。観察する事が大事だとホームズは言います。

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2005.11.30

■ 原書に挑戦(352)~ 最初の2編終了

Conan Doyle の "Sherlock Holmes: The Complete Novels and Stories Vol.1" です。

A Study in Scarlet と The Sign of Four の2編の長編を読み終わりました。それぞれ100ページありましたから、かなり読み応えがあります。いずれの話もシャーロックホームズの論理的帰結が鋭く展開されると思って読みました。ロンドンのベーカー街を訪問する計画もあったので、ホームズの部屋の様子の事細かな描写にも目を光らせて読んでいましたが、これらの話ではあまり語られる事はなく、少し期待外れでした。。実際には、A Study in Scarlet では、モルモン教徒がソルトレークシティに住み着く頃の話、The Sign of Four ではインドの植民地での反乱の中で見られた裏切りと復讐の物語の方が目立つ存在で、興味深く読み進んでしまいます。ストーリーテラーとしての Conan Doyle の存在が大きく感じられた物語です。

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■ 原書に挑戦(351)~ 最初の水、とは?

Conan Doyle の "Sherlock Holmes: The Complete Novels and Stories Vol.1" です。

The Sign of Four の一節です。

There were one hundred and forty-three diamonds of the first water, including one which has been called, I believe, 'the Great Mogul,' and is said to be the second largest stone in existence.

water: 宝石,特にダイヤモンド(時に真珠)の透明度と光沢度による)品質,品位.

まあ、この文脈で water と出てきても、誰も「水」だとは思いません。仕方なく辞書を引いて、こんな意味があるんだぁと納得するしかありません。こんな用法はネイティブの人なら誰でも知っているのでしょうか?

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■ 原書に挑戦(350)~ 死が迫る・・・

Conan Doyle の "Sherlock Holmes: The Complete Novels and Stories Vol.1" です。

The Sign of Four の一節です。

Never was a man so compassed round with death.

compass: …を取り囲む[巻く],巡らす(encompass)

ということなので、死に取り囲まれる感じの怖い思いをしたということだと思います。

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■ 原書に挑戦(349)~ 早い話が・・・

Conan Doyle の "Sherlock Holmes: The Complete Novels and Stories Vol.1" です。

The Sign of Four の一節です。

To make a long story short, the colonel recommended me strongly for the post, and, as the work was mostly to be done on horseback, my leg was no obstacle.

川で泳いでいてワニに片足を食いちぎられた Jonathan Small が話しています。話が長くなるので短くしたようです。

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■ 原書に挑戦(348)~ 終わり良ければ・・・

Conan Doyle の "Sherlock Holmes: The Complete Novels and Stories Vol.1" です。

The Sign of Four の一節です。

"All is well that ends well," said Holmes. "But I certainly did not know that the Aurola was such a clipper."

まさに「終わりよければすべてよし」ですね。これはテームズ側で行われた大追跡劇が終わって、無事犯人を逮捕できた後に、ホームズがしみじみと語る所です。the Aurola は犯人が乗っていた船の名前です。

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■ 原書に挑戦(347)~ 再びユーザー視点

Conan Doyle の "Sherlock Holmes: The Complete Novels and Stories Vol.1" です。

The Sign of Four の一節です。

「■ 原書に挑戦(319)~ シャーロックホームズとユーザー視点」で述べた手法がまたも使われています。

I then put myself in the place of Small and looked at it as a man of his capacity would.

Small とは、署名した四人の1人の Jonathan Small です。この男の器量だったらどう行動するだろうか?というのが Homes の推理のヒントになった訳です。毎回出てくるとなると、やはりこの手法は探偵業で使えるものなんでしょう。

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■ 原書に挑戦(346)~ ひげを剃る訳ではありません

Conan Doyle の "Sherlock Holmes: The Complete Novels and Stories Vol.1" です。

The Sign of Four の一節です。

"I think that we have had a close shave ourselves of being arrested for the crime."

shave: (危険などから)危うく逃れること,すれすれの通過,間一髪(のきわどさ):

shave のような普通の言葉を使っているからこそ、このような意味が産まれたのでしょうね。前後関係から誤解が発生しないようにして使用するのが、正しい使い方だと言わんばかりです。これも素直にまねるべき素材です。

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■ 原書に挑戦(345)~ 素直な気持ちで解釈しましょう

Conan Doyle の "Sherlock Holmes: The Complete Novels and Stories Vol.1" です。

The Sign of Four の一節です。

"No, no. Still, we can't deny that you hit the nail on the head sometimes. Dear me! Door locked, I understand. Jewels worth half a million missing. How was the window?"

hit the nail on the head: まさに適切なことを言う[する]、ずばり的を射る[言い当てる]、図星を指す、要点[核心]を突く

素直に読むとそうなんでしょうが、釘は頭を金槌で打ち付けるのが当然です。釘は頭以外のどこを打ち付けるというのでしょう。「ずばり」とか「核心を突く」というよりは、「しごく当たり前の事を普通に言う」という感覚がします。釘の頭をたたく事がそんなにすごい事には思えません。この辺りの感覚のズレが気になります。

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■ 原書に挑戦(344)~ カウボーイではなくカーボーイ?

Conan Doyle の "Sherlock Holmes: The Complete Novels and Stories Vol.1" です。

The Sign of Four の一節です。

In the corner stood carboys of acid in wicker baskets.

carboy: カルボイ,耐酸瓶:腐食性液体を入れる大型ガラス瓶.

この語源はアラビア語/ペルシア語らしいです。真剣に読まないと、cowboy と間違えそうです。

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2005.11.21

■ 原書に挑戦(334)~ インド人の名前?

Jeffrey Archer の "Sons of Fortune" です。

Nat と Ralph Elliot の争いは、Nat の息子の Luke に悲劇をもたらします。まさかこんな展開になるとは予想もしませんでした。以下は Luke の友人の言葉です。

Luke was the only boy ever to speak to me who never once mentioned my turban or my color. He simply didn't see them. I had looked forward to him being a friend for the rest of my life. Malik Singh(16).

Luke は Malik Singh がターバンをしていて肌の色が違っても気にしない唯一の友人だったようです。ということで、Malik はインド人ではないかと想像しました。

なお、私にはインド人の友人がいないので、これは単なる想像に過ぎませんが、Conan Doyle の "Sherlock Holmes: The Complete Novels and Stories Vol.1" の The Sign of Four にも次のような言葉が出てきます。

'The sign of the four--Jonathan Small, Mahomet Singh, Abdullah Kahn, Dost Akbar.'

この人達の名前もどこの国の人なのか、いまいちはっきりしませんが、Singh という名前が共通していることに気が付きました。

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2005.11.19

■ 原書に挑戦(330)~ 夜がワイルド?

Conan Doyle の "Sherlock Holmes: The Complete Novels and Stories Vol. 1" です。

A Study in Scarlet の一節です。

Then I walked down to my cab and found that there was nobody about, and that the night was still very wild.

night が young という表現は良くありますが、wild というのはあまり一般的ではないようです。現代ならともかく、シャーロックホームズの物語に出てくるのであれば、かなり古典的な表現だと思いますが良く分かりません。前後を読んでも天気が悪そうという雰囲気もないので、引き続き調べていきます。

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■ 原書に挑戦(329)~ 心臓が飛び出す

Conan Doyle の "Sherlock Holmes: The Complete Novels and Stories Vol.1" です。

A Study in Scarlet の一節です。

His heart leapt to his mouth,...

こういう表現をあちこちで見かけます。ただ、ここでは、~しそうだった、というような比喩的表現ではなく、飛び出した、という断定表現なので、相当にびっくりしたのでしょう。

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2005.10.22

■ 原書に挑戦(320)~ プリンターは誰?

Conan Doyle の "Sherlock Holmes: The Complete Novels and Stories Vol.1" です。

"Who is the prnter?"

前後関係を読めば意味ははっきりしますが、前後が長い文章だったので省略しました。シャーロックホームズの世界なので、パソコンのプリンターということはあり得ません。辞書を引くと、出版社や発行所という意味が第一番目に記載されているという事実を知ることができます。でも現代的感覚では、少し違和感があります。

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■ 原書に挑戦(319)~ シャーロックホームズとユーザー視点

Conan Doyle の "Sherlock Holmes: The Complete Novels and Stories Vol.1" です。

He had to pretend to be drunk in order to allay the suspicions which might have been aroused by his appearance at the gate. Now put yourself in that man's place.

最近は、IT 業界の考え方として、ユーザー視点または顧客視点が重用視されてきていますが、シャーロックホームズの世界でもそのような考え方に基づいて deduction を行っていたとは、新鮮な発見でした。やはりユーザー視点に立って考える事は客観的な評価を行う上で欠かすことができないと痛感した次第です。温故知新的なものですね。

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■ 原書に挑戦(317)~ Sherlock Holmes制覇?

Conan Doyle の "Sherlock Holmes: The Complete Novels and Stories Vol.1" です。

どうして、このような古典を読む気になったか?と言いますと、実は何年か前に読もうとしていて "The Sign of Four" の途中で挫折していた所、ある方のブログを拝見して、再びメラメラと読む気になりました。

その方とは、かめさんで、ロンドンにあるシャーロックホームズ博物館を紹介していただきました。そこを訪問された時の写真が掲載されていて、これが私にとっては実に inspiring なもので、これを見に行くためだけに Sherlock Holmes の全ストーリーを読破しようか?という気になってしまいました。

12月にロンドンに行く予定があるので、それまでに・・・とは思いましたが、他の多読本もありますし、少し無理なように(ちょっと弱気?)思います・・・全ストーリーと言いますと、軽く 1,600 ページはあります・・・が、とにかく努力してみます。何か目標があるのはとても良いことですね。励みになりますから。

実際の本へのリンクは、右の欄に示してあります。

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