2006.07.17

■ 歴史と文化のかけら(15) ~ オランダの最新ファッション?

先日、アムステルダムで異様な光景を目にしました。私だけがそういう面に疎いのかも知れませんが・・・。アムステルダム駅の構内で、若い女の子達と歩いてすれ違ったのですが、妙な歩き方をしていました。ビーサン(ビーチサンダル)を地面から離さずすりすりしながら歩いていたのです。これだけなら何も不思議だと思わなかったのですが、ビーサンかぁと思いながら、若い女の子の足下に注目して歩いていたら・・・何と、とび職の人が工事現場で履いている黒い足袋を履いて歩いている女の子がいました。日本なら明らかに場違いですが、アムステルダムでもかなり異様な雰囲気でした。こんなものが最新ファッションだとは思えませんが、たまには下を向いて歩いてみるものだと思いました。日本文化をうまく?吸収してくれていると思えばいいのでしょうか。

7月 17, 2006 ■歴史と文化のかけら | | コメント (0)

2004.12.24

■ 歴史と文化のかけら(14) ~ 火星人の仕業?

[読売新聞社:2004年12月23日 22時31分] の以下の記事で不思議な事実を知りました。

<< 火星探査車“磨かれた”、太陽電池の電力が回復(読売新聞) >> 【ワシントン=笹沢教一】
今年1月に火星に着陸した米航空宇宙局(NASA)の無人探査車オポチュニティーが最近、“洗車”され、砂塵(さじん)による太陽電池の電力低下から回復していることが明らかになった。 風や霜などによる可能性もあるが、原因は不明。英科学雑誌ニューサイエンティストの最新号に掲載された。 同誌によると、電池の電力供給力は、最初の数か月で1日あたり約500ワット時にまで低下した。しかし、現在は着陸時と同じ900ワット時以上に戻った。 査車搭載のカメラ撮影では、太陽電池パネル上のホコリが除去されている状態が確認されたという。 別の場所に着陸した無人探査車スピリットは電力低下したまま。

この記事の出所は、以下の所だと思います。

Mystery of Mars rover's 'carwash' rolls on

原文の方を読むと、Opportunity がクレーターの斜面を探査していて、常に斜めに傾いて作業していたことで、埃が落ちたのではないか?とか何とか説明しています。

But the mystery of why only Opportunity has been cleaned remains. The answer might lie in the nature of the two rovers' missions. Spirit has been prospecting in an area called Columbia Hills, while Opportunity has been exploring the wall of Endurance crater.

While climbing, Opportunity spent a lot of time with its solar panels tilted, which could have caused any dust to tumble off. And the researchers suspect the shape of the crater may encourage the development of dust devils or other wind patterns that could help scrub the panels.

それが本当かどうかは分からないのですが、この記事を読んで思い出したのが、Ray Bradbury の「火星年代記 (Martian Chronicles)」です。火星に押し寄せた地球人のために火星人の文化は衰退し、火星ではいつしかノスタルジーなしでは火星人を語れなくなっていました。そこはかとなく悲しい珠玉の短編集です。読まれた事がない方は、SFだとは思わずに読んでみると面白いと思います。文化を破壊することの深い意味を考えさせられる本です。

この本へのリンクも右の欄に入れておきます。書評を書いているのは私だけですね。

何が言いたいかといいますと、とっくに滅んだはずの火星人がどこからか現れて火星探査車をそっときれいに拭いて、ふっといなくなってしまう・・・そんな光景を想像してしまったのです。

12月 24, 2004 ■歴史と文化のかけら | | コメント (0) | トラックバック (0)

2004.07.22

■ 歴史と文化のかけら(13) ~ スペインのステレオタイプ研究

またまたまた、Dan Brown "Digital Fortress" です。Becker は、まだ殺し屋 Hulohot から逃げ回っています。また危険な所に逃げ込みました。そこで、また例によって、スペイン人を揶揄する表現です。ここまで来ると、スペイン人をステレオタイプで徹底的に描写しようとしている感覚です。今読んでいる Da Vinci Codeはフランスが舞台ですが、こちらは謎解きに専念しているのでそういった表現は出てきません。Andgels & Demons はバチカン市国ですが、こちらも謎解きが主でアクションが従の関係で、そういう表現はなかったですね。Deception Pointは舞台が北極だったので、たまたまステレオタイプは関係ないという状況でした。

日本人が富士山、芸者、腹切りなどの町民と侍文化から、眼鏡とカメラを下げた観光客へと進化していく中でステレオタイプ的表現が出てくるのも、そういった文化的背景を理解しないと、現在の日本人を正しく理解できないのと同じで、スペインの歴史、文化的理解を促進するためのステレオタイプ表現なんだろうと解釈したいと思います。

The stairs were steep; Tourists had died here. This was not America--no safety signs, no handrails, no insurance disclaimers. This was Spain. If you were stupid enough to fall, it was your own damn fault, regardless of who built the stairs.

7月 22, 2004 ■歴史と文化のかけら | | コメント (0) | トラックバック (0)

2004.07.21

■ 歴史と文化のかけら(12) ~ スペインの医療技術

またまた、Dan Brown "Digital Fortress" です。Becker はスペイン中を逃げ回っていますが、とうとう、とある教会の中に追いつめられ、殺し屋 Hulohot が背後から迫ります。サイレンサーを装着した銃でBeckerの背中を撃とうとしています。背中から撃っても肺に穴を開ければ致命傷を与えることができると考えながら迫っていきます。

A punctured lung was fatal, maybe not in more medically advanced parts of the world, but in Spain, it was fatal.

スペインもここまで「こけ」にされると、同情したくなりますね。ただ、Da Vinci Code の中では、アメリカ人がフランスで好き放題をやっている、と非難めいた口調も出てきますから、一概に他人ばかりけなしている訳ではなさそうですが、それにしても・・・

7月 21, 2004 ■歴史と文化のかけら | | コメント (5) | トラックバック (0)

2004.07.19

■ 歴史と文化のかけら(11) ~ スペインからの国際電話

Dan Brown "Digital Fortress" です。これも大詰めを迎えており、後100ページと少しで読了となります。これもストーリをばらしてしまっては何の面白みもないので、サイドストーリのような所で勝負しましょう。

以下の文章で、彼とは Susan の恋人でBeckerと言います。unbreakable codeの鍵を握る ring を回収するためにスペインに派遣されていて、次から次へと人手に渡っていく ring を追いかけて疲労困憊していますが、やっと入手して、それを本国に報告しようとして、公衆電話からアメリカに国際電話をかけています。うまくつながらないので、ある事を思い出します。

He'd forgotten: Getting an international connection from Spain was like roulette, all a matter of timing and luck. He'd have to try again in a few minutes.

スペインって、本当にこんな状態なのでしょうか?それはなぜなんでしょう?

7月 19, 2004 ■歴史と文化のかけら | | コメント (2) | トラックバック (0)

2004.07.14

■ 歴史と文化のかけら(10) ~ 大文字/小文字

今朝、Le Monde ( http://www.lemonde.fr ) を見ていて、不思議な事に気づきました。チェコ共和国の国名表示で、 la Republique tcheque (= the Czech Republic) となっていたのです。フランス語はあまり詳しくありませんが、形容詞として使われる場合の使い方ということのようです。

正式な国の呼称なら大文字になっていると思います。英語とフランス語で少し使い方のずれが見られますね。

いや、それより、Le Monde を開いてみて、Sony の Vaio がど~んと宣伝されているのに驚きました。

7月 14, 2004 ■歴史と文化のかけら | | コメント (0) | トラックバック (0)

2004.06.25

■ 歴史と文化のかけら(9) ~ 日本に求めるものとは?

新幹線の中で話しかけられました。韓国で仕事を終え、2週間の休暇を取って日本を旅行して歩いている外国人のカップルでした。男性はフランス人、女性はカナダ人でした。いきなり聞かれた事は・・・「三味線っていくらで買えるのか?」・・・でした。"I have no idea!" と言うしかありませんでした。そんなものを買おうと思った事もないし、ましてやいくら位かなんて。

やはり外国人から見える日本と日本人が普段から感じている日本とにはかなりのギャップがあるのか??なんて小難しいことは考えていません。私だって、フランスに行けば、電気製品なんかより歴史的価値のある骨董品/芸術品に目が行きますからね、至極当然の質問でしょう。問題なのは、そういう質問に答える事ができない、ということです。言い換えると自分の国の事を知らなさすぎるということでしょうか。本当に良く言われている事ですね。

次に聞かれたのが「新宿でいいホテルはどこか?いくら位が相場か?」でした。新宿でホテルに泊まる必要性のない所に住んでいるので、当然知らないのでした。しかし、日本に外国人を招くようなケースでは、こういう情報は知っておかないとまずいだろうなぁと思いますね。

日本文化のかけら、と言われるものが何かを考え、勉強しておかないと、国際人にはなれない・・・と痛感しました。

6月 25, 2004 ■歴史と文化のかけら | | コメント (0) | トラックバック (0)

2004.05.21

■ 歴史と文化のかけら(8) ~ なぜ浮いている?

下の写真もウィーンでの写真になりますが、これはオーストリア標準局の会議室の写真です。コンセントの位置が高いのです。なぜ、こんな高さになっているのだろう??これでは、コードを垂らした場合に、通る人の邪魔にしかならないと思われます。

power_strip.gif

それから廊下にあった、灰皿ですが、やはり、かなり奇妙な所に付いている気がします。タバコを吸いながら立ち話をする際、それから掃除をする際に最適な高さなんでしょうか。

ashtray.gif

さらに不思議に思ったのが次の写真です。もっとはっきり写っているものがあれば良かったのですが・・・町のあちこちにありましたが、帰って来てみると、ちゃんと写っているものはこれしかありませんでした。これも宙に浮いています。5月19日の真ん中の写真も良く見て頂くと、宙に浮いているゴミ箱のイラストが載っています。

garbage.gif

これらから推測すると、地面にものを置くのがいやなのだろうか?と思ってしまいます。衛生上、掃除の手間を考えて、この中空の位置が適切なんでしょうか?何か別の理由がありそうにも思います。ご存じの方がいらっしゃれば教えてください。

5月 21, 2004 ■歴史と文化のかけら | | コメント (0) | トラックバック (0)

2004.05.19

■ 歴史と文化のかけら(7) ~ あまりにもリアル

少しクサイ話になりますが、外国文化の表現方法にも興味があり、こんな写真も撮ってしまいました。

dogs.gif


これは見てあきらかです。ウィーンのドイツ語が分からなくても、その場の雰囲気で分かりますね。

こんな写真で終わりにしては、何とも後味が悪いので、別の写真を・・・なかなか感じがいいので撮ってしまいました。花の電話がカワイイですね。

flower_tel.gif

それからサインついでに、ウィーン市内で見かけた道路工事の標識も載せておきます。

signs.gif

5月 19, 2004 ■歴史と文化のかけら | | コメント (0) | トラックバック (0)

2004.05.18

■ 歴史と文化のかけら(6) ~ ベンチだらけ

これは言わずと知れた市庁舎の左右にある公園の片側です。市庁舎の正面の所は花の絨毯が敷き詰められる、とてもすばらしい観光名所らしいのですが、私が行った時は季節外れで、ただの道路でした。ただ、ローラー車が整備していたので、もうすぐ、花の絨毯ができるのだろうか?と感じさせるものはありました。

benches.gif

この写真は何を撮影したのかと言いますと、驚くほどベンチがたくさんあったのです。ただそれだけです。しかし、ほとんど完璧に道の左右を埋め尽くすベンチは壮観でした。人々の憩いのスペースなんでしょうか。それにしても道の片側だけにしておいてくれないと、まるで電車の中のようになってしまいます。近くにこれだけ壮大な市庁舎を造っておきながら、この公園の中はかなり窮屈になりますね。他にも何カ所か公園を回って見ましたが、ベンチはほとんどありませんでした。

5月 18, 2004 ■歴史と文化のかけら | | コメント (0) | トラックバック (0)

2004.05.17

■ 歴史と文化のかけら(5) ~これはいつの時代か

hiroさんから美しいウィーンの町の写真を紹介してもらっています。ウィーンに行った際に撮った意外(?)な写真をいくつか紹介します。観光旅行に言ったわけではありませんが、こんな写真がすぐに撮れてしまうのはさすがと言いたい所です。

DSCN3887.jpg

写真の左端付近にあるクレーンが無かったら、いつの時代の写真かと思ってしまうのではないでしょうか。

5月 17, 2004 ■歴史と文化のかけら | | コメント (0) | トラックバック (0)

2004.03.21

■ 歴史と文化のかけら(4)

■ 中国への出張(3)

中国で利用したホテルは、「~飯店」となっていて、食べ物屋さんのように感じます。まともなホテルに泊まったので、欧米のホテルと全く同じレベルのサービスが受けられました。とても快適でした。トイレにまで電話が設置されている所もあり、これは中国人の文化なんだろうか?と考えさせられました。欧米ではあまり見かけないような・・・。同行した若者-コックピットを見たいと言った人です-は、元気そのもので、自転車で町を走ろうと言い出す始末。中国では無数の自転車が走り回っていたので、同じような顔をして走ってみました。実に爽快でしたね。その時感じた事は、中国人って、足が長い・・・ということでした。

天津では動物園に行ってみました。無数の人だかりが出来ている所を見てみると、ライオンとか象とかアフリカ系の動物の所でした。やはりそうなんでしょう。しかし中国と言えば大熊猫(パンダ)ですね。パンダを探しましたがなかなか見つからず、やっと見つけたのですが、だ~れも見ていない。パンダはのびのびと元気に遊び回っていました。そりゃそうですよね。中国人にはパンダなんて珍しくも何ともないのですから、興味もなさそうでした。ここのパンダは日本に来た見せ物のパンダと違い、幸せだなぁと思ったものです。じっくりとパンダを観察することができたのはやはり地の利ですね。

3月 21, 2004 ■歴史と文化のかけら | | コメント (0) | トラックバック (0)

2004.03.20

■ 歴史と文化のかけら(3)

■ 中国への出張(2)

ラーメンと天津丼が大好物の私は大いに中国出張を楽しみにしていました。しかし、現実は・・・。勉強不足だったのかも知れませんが、中国北部地方にはラーメンというものが存在していないらしいのです。上海とかにはあるようですが、北京、天津ではラーメンを食べることができませんでした。これにはがっくりきました。北京ダックは本場物を食べることができたのですが・・・それに天津丼というものも存在していない。南部地方の文化が北部に流通してこない中国の広さを感じることができました。中国が広いと言えば、平地がだだっ広く広がっているありさまは実に雄大です。万里の長城に向かっている時に気が付いたのですが、360度ぐるりと見渡しても山が一つも見えない時がありました。

すべて地平線のかなたにあるのです。これは初体験でした。日本にいる限り、そんなことは絶対にあり得ないからです。高校の地学の時間に習った知識によると(良くそんなことを覚えていると自分でも不思議)、大人の目線で見渡せる距離は平地で約11kmです(山があればもっと遠くまで見えます)。古代から中国に英雄、豪傑が輩出したのは、このような雄大な世界に生まれ育った事も関係しているのではないだろうか、と思った次第です。

万里の長城に行ってみて、また、いろんな事に気付きました。近くに行くに従い、よくもこんなものを作ったものだと感心しましたが、もっと近くに行くと長城は意外にも落書きだらけです。これも現代の中国文化の現れですね。長城の上の観光コースを歩いて見ると誰でも気付く発見がありました。最初はなだらかな登りなのですが、傾斜が急になるとよじ登らねばならないほど石と石の上下間隔が開いてきて、実に参りました。わざとこうしてあるのでしょう。

中国に出張が決まってから、付け焼き刃でNHKの中国語講座を見て、学習テープなどを買い込んで勉強しました。しかし、そんなことで簡単に話せるようになる訳でもなく、中国語のイントネーションに抵抗が無くなった程度でした。同行した同僚の1人が子供の頃に中国で育ったという事もあり、その人に頼りっきりの危なっかしい旅行でした。ただし、中国の偉い人達は欧米への留学帰りの人が多く、流ちょうな英語を話していて、その人達の話は何とか理解できました。しかし、一度、中国の地方都市の高官から歓迎会の招待を受けたことがあります。その宴会の間中、その高官は苦虫をかみつぶしたような顔をして不機嫌そうでした。全員が自己紹介をしていく中、私の番が来た時に、中国に来る前の付け焼き刃の中国語の勉強を思い出し、「私はXXです」という一言だけ中国語をしゃべりました。その瞬間です。その高官の態度ががらりと変わりました。苦虫をかみつぶした顔は、破顔一笑、満面に笑みをたたえ、にこにこして、私に向かって、乾杯(かんぺい:杯を飲み干す)をしてくれました。あっという間に宴会の雰囲気が明るいムードになり、私も自分で自分の言葉がこんなに影響するとはと驚きました。日中友好に少し貢献できたかなと思った瞬間でした。付け焼き刃の勉強も無駄ではなかったのです。

3月 20, 2004 ■歴史と文化のかけら | | コメント (0) | トラックバック (0)

2004.03.16

■ 歴史と文化のかけら(2)

■ 中国への出張(1)

天安門事件が起きる少し前に中国の天津に仕事で2回行きました。国内の人件費が高騰してきたため、中国の優秀な頭脳を活用できないかと考えた訳です。真夏の暑い時にでかけたのですが、その時、中国は気温38度に達したというニュースが流れていたのです。何とあんなに暑い所へ行くのか?と自嘲気味にぶつぶつ。しかし、行きの飛行機からすばらしい出来事がありました。成田を出発して暫くしたころに、同僚の元気の良い若者があろうことか、スチュワーデスさんにこう声をかけたのです。「コックピットを見せてもらえませんか?」今はそんな事を言おうと考える人などいませんね。これだけハイジャック事件が起きているのですから。しかし、その当時は・・・OKが出たのです。

コックピットの中は予想に反して、とても視界が悪く感じました。窓が狭く細長いのです。かなりの圧迫感があります。その時はおそるおそる見せてもらったので、あまり質問とかしなかったのですが、私の同僚は元気よく、いろいろと聞いていました。今ごろになって、疑問が湧いてきて、是非とも確かめたいことがあります。キムタクの月9ドラマをずっと見ていた時もそんな疑問は起きなかったのですが・・・。それは飛行機のハンドルではなく操縦桿の操作性についてです。人間工学の専門家の高名な工学博士によれば、飛行機の操縦桿を右に倒せば飛行機は左に曲がるというのです。そのようなリアクションがあれば、操縦桿の操作と眼前に展開する景色とは一致します。それが自然なんだとおっしゃるのです。しかし、車はハンドルを右にきれば、眼前には左方向にずれていく景色が急展開します。どちらかというとこれは危ない気がしてきます。そうです、飛行機の動作は車と反対だとおっしゃるのです。それを聞いて以来、本当なんだろうかという疑問がずっと頭から消えません。もし本当だったら、飛行機のパイロットが地上の車を運転するのは危険なんじゃないかと思います。私なら怖くて運転できません。

北京空港(Beijing)に到着して驚いたのは、電気があちこち消えている事でした。暗いのです。外の道を車で走ると、車の絶対数が少ないので、渋滞もなく快適なドライブが楽しめました。しかし、人も車に慣れていないため、道路を平気で人が横断していて危ない事極まりありませんでした。日本も昔はこうだったのだろうなぁと思ったものです。交差点の真ん中でお巡りさんが交通整理をしていました。何か懐かしい風景です。北京駅に行った時も、駅の構内で寝ているホームレスの数が半端ではありません。また、エスカレータに乗り慣れていない人が荷物か何かを挟んでしまい、ガクンと急停止することもありました。現在の日本では経験することのできないもので驚きました。何もかもが数十年前にタイムスリップしたような感覚に襲われました。きわめつけは北京駅の地下通路でした。何も明かりがなく、真っ暗なトンネルを歩いて行くのです。時々、地面に開いた穴に足を取られそうになって怖い思いをしました。天津までは列車で行きました。2等席と1等席は、それぞれ硬席、軟席と言ったと思います。その名前の通り、クッションの良いものが軟席で、木の椅子で硬いのが硬席でした。列車の中の風景で面白いと思ったのが、中国の皆さんがお茶セットを持参して乗っていらっしゃことです。蓋付きの細長い茶碗に茶葉をたくさん入れて持っていて、お湯を注いでお茶を飲んでいるのです。日本でもお客様にお茶をお出しする際には取り方のマナーがよく分からない蓋付きの茶碗が、中国では本当にポピュラーでした。日本人のお茶文化は、コーヒーに圧倒されつつあるような気がしています。時代の流れなんでしょうが、ここでも文化が「かけら」になっていきます・・・。

3月 16, 2004 ■歴史と文化のかけら | | コメント (0) | トラックバック (0)

2004.03.15

■ 歴史と文化のかけら(1)

■ Vancouver空港のエスカレータ--どちら側に立つべきか

世界中がインターネットで結ばれている現代では、国際的な距離感覚がまひしかかっています。画面の向こうにいる世界中の人とのコミュニケーションを円滑にするためには、インターネットにアクセスするツール、パソコンを利用するためのソフトウェアのインタフェースはどうあるべきか?という問いに対する答えを見つけるべきだと思っています。各国固有の歴史、文化を考慮した人間味のあるインタフェースとすべきか、歴史、文化色を排除した論理的な国際インタフェースとすべきか。今はどちらかというと後者よりですが、いずれは前者の人間味のあるインタフェースに急激にシフトしていくものと予測しています。私の未来予測は昔から良くあたっています。この話もいずれするとして、まずは、こういう歴史と文化にからむ話題のシリーズも始めてみたいと思います。

vancouver1.jpg

この写真の字は多分読めると思います。上半分が英語、下半分がフランス語で書かれています。場所は Vancouver 国際空港の出口の所にあるエスカレータの横です。歩く人は左側、立っている人は右側と書いてありますね。(関係があるかどうか分かりませんが)カナダは日本と反対で車は右側通行です。日本国内でもエスカレータを歩いて上る側は地域で異なるようなので、これが歴史、文化と関係あるかどうか怪しいのですが、違うのは、はっきりと、どうこうしろと指示している所です。ルールを決めて守っていくという姿勢が見えるように思いました。この看板でもう一つ面白いのは、英語で書くと1行で収まっている上の3行をフランス語にすると、それぞれ2行に増えてしまうということです。

3月 15, 2004 ■歴史と文化のかけら | | コメント (0) | トラックバック (0)

2004.02.15

赤いエッフェル塔

tower_c.jpg
たまたま、出張でパリに行った時に会議で一緒だったスウェーデン人に誘われて、仏中の友好40周年記念とかで、真っ赤にライトアップされたエッフェル塔に上ることができました。しかしながら、ここはスリのパラダイスだとかいろいろ言われて気が気ではなく、こんなぼやけた写真しか撮れませんでした。でもなかなか良い記念になりました。エレベータはかなり古かったのですが、最初に少し斜め上に上昇していきます。この発想はどこから来たのだろうかと考えながら、ポケットを必死で押さえていました。

2月 15, 2004 ■歴史と文化のかけら | | コメント (0) | トラックバック (0)