2004.05.26

■ 身の回りのユーザビリティ(6)~ デザインが命?

ユーザビリティの根幹を成すものは、「デザイン」なんでしょうか?あまりにもデザインに着目しすぎていて、実際に作るプロセスを忘れてはいないだろうか?

5月 26, 2004 ■身の回りのユーザビリティ | | コメント (0) | トラックバック (0)

2004.04.26

■ 身の回りのユーザビリティ(5)~ 飛行機の中のサイン

私はマイレージを貯めようとして、JALにしか乗らないため、あまり気が付かないことがありました。今回の出張と前回の出張で、JAL以外の飛行機に乗る機会があり、工夫を凝らしている点があることに気が付きました。今回の出張では、現地の国内線ですがオーストリア航空とルフトハンザに乗りました。前回の出張で、パリから帰ってくる時にエールフランスに乗りました。JALを含めて、4社の飛行機を比べてみると、ユーザビリティという点では、エールフランスの圧倒的な勝利です。

まず、自分の席の前に付いている「折りたたみ式トレイ」ですが、新幹線なんかは前後左右の揺れがひどい?からか、トレイの回りのすべての縁の所が少し盛り上がっていて、載せているものが簡単には滑り落ちないようになっています。上記4社の飛行機を比べると、エールフランスだけが手前側の縁に盛り上がりがありました。

また、座席が窓側か通路側かという点についても、ほとんどが記号で区別しています。新幹線もそうですが、大体、A、B、C、D・・・と進行方向左側から記号が振られています。エールフランスは、1列9人がけで、3席ずつ区切られていて、通路が2つあるのですが、なぜか、その記号はA、B、C、(通路)、E、F、G、(通路)、J、K、Lと、かなりイレギュラーに振られています。JAL は、普通に A、B、C、(通路)、D、E、F、G、(通路)、H、I、Jです。それとエールフランスでは、窓側の記号の所には、窓の図、通路側の所には人の図が付いていて、ビジュアルで区別が付くようになっています。JALは文字表示でした(新幹線もそうです)。こういう表現はやはりビジュアルにしていかないとユーザビリティの面で問題があるように思います。

後、真剣に確かめようとはしなかったのですが、どうもトイレのサインが違うように思います。日本の飛行機や新幹線ではトイレが使用されているとランプが点くようになっています。しかし、エールフランス機は、トイレが空いているとランプが点いているように感じました(違うかもしれませんが)。もし、こういう点が違うとすると、かなり基本的な違いであり、どちらがいいか?と言う前に国民性を含めた考え方の相違が現れて来るように思います。このあたりは研究?の価値がありそうです。

4月 26, 2004 ■身の回りのユーザビリティ | | コメント (0) | トラックバック (0)

2004.04.25

■ 身の回りのユーザビリティ(4) ~目の不自由な人のための仕掛け

ウィーン通信でも少し書きましたが、目の不自由な人向けに用意されている信号機の話です。日本では、はでな音楽が鳴って、いかにも音で知らせているのが分かります。しかし、ウィーンで見つけたというか、偶然見つけたものは、何の音がしているのだろうと気になった程度で、同じ場所を少なくとも4~5回は通ったのに気が付いていませんでした。これで問題ないのでしょうか?下の写真のような箱が付いていました。

signal_sound.gif

今回、出張でウィーンに行った目的は、世の中でアクセシビリティと言われるものを対象とするISO規格(ソフトウェアを対象)を新規に作成するための作業を行うというものでした。アクセシビリティとユーザビリティの違いや定義については、業界団体が異なれば意見が合わず、いろいろと問題を含んでいるのですが、定義が問題なのではなく、内容が問題だということで、規格作りは進行しています。

信号機の話は問題となりませんでしたが、やはりアクセシビリティの専門家の集まりだけあって、昼食を食べながらの話もこういう話題ばかりです。たとえば、健常者は障害者からみると、ある意味で "disabled" だと言うのです。ぎょっとしますが、目の不自由な人は、耳や触感の能力が優れていて、そういう人からすると、「健常者はある意味で障害者」だという見解が出てくるようです。

この意味で、上の信号機の話を考えて見ると、ウィーンの信号機の「音」私は数回歩いていて気がつかなかったのですが、目の不自由な人ならすぐに気が付いたのではないかと思います。また、その音が出ている装置を触ると、渡るべき方向が分かるというのは優れた仕掛けだと思われます。少なくとも日本の信号では、音楽の違いで方向を示しているのでしょうか?、信号で渡るべき方向を間違えると大変な事になるのですが、このあたりはどうなっているのでしょう。私には現時点で良くわかっていません。調べる必要がありそうです。

4月 25, 2004 ■身の回りのユーザビリティ | | コメント (0) | トラックバック (0)

2004.04.24

■ 身の回りのユーザビリティ(3)~ 赤色と緑色で区別する世界のあるべき姿とは?

品川駅で新幹線から成田エキスプレスに乗り換えるために待っていた時に、また、問題がある物を見つけてしまいました。下の写真です。

narita_express.gif

成田エキスプレスの長さが違う場合に待つ場所が変わる訳ですが、この色で区別している所に問題があります。2色で区別しているのですが、まずいことに赤と緑なのです。色覚特性が赤緑色盲の方はとても見にくいのではないかと思います。ユーザビリティ(アクセシビリティ)の世界では、まず、こういう表示をなくそうと努力していますが、身の回りには信号機を含めて、赤と緑で区別するものがいろいろあって、何とかしないといけないと思っています。

また、ウィーンの町を歩いていて、下の写真のようなものを見つけました。これも明らかに赤と緑で区別しています。赤と緑で区別しようという考え方は世界的なものなんでしょうか。

parking.gif

4月 24, 2004 ■身の回りのユーザビリティ | | コメント (2) | トラックバック (0)

2004.04.01

■ 身の回りのユーザビリティ(2)~入場券販売機

■ ここはどこ?

券売機のすぐ横に下の写真のような表示がありました。「入場券をお求めのお客様へ」という言葉と「ここまでの『きっぷ』は回収されます」という言葉が目に付いたのですが、しばらく考えこんでしまいました。普通、入場券は駅の改札の外で売っているという意識があります。なのに「切符を回収する」という言葉があるのです。さて、ここはどこでしょう?というのが問題です(別にクイズにする積もりは無かったのだが・・・)。。

ticket vending machine

答えはJR品川駅の構内の新幹線券売機の所です。どこの駅でもこういう感じなのか、チェックしていませんが、もしこれが本当なら、新幹線品川駅のホームに入りたいだけの人は、品川駅が途中に含まれる切符を持っていると回収されてしまうので損をすることになります。

あまりユーザビリティとは関係ない気がしますが、こういう仕組みになっていることを知らないで入場券を買おうとすると、トラブルが起きる事がありますね。また、入場券を買おうとしても、切符を回収されるという記述があって、思わず手が止まってしまいます。こういう人を迷わせるものはユーザビリティ的には良くないことです。これも確かめていないので何とも言えないのですが、たいていの新幹線の駅は、外から直接に入れる入口から入る人の方が多いので、こういうトラブルは起きにくいように思えます。ちなみに、朝9時ごろ、人を待っている間、新幹線品川駅に外から直接に入る入口を10分間ほど眺めていたことがありますが、入ってくる人は皆無という状況でした。ほとんどの人がJRの連絡口から入ってきていました。こういう状況というのも不思議な気がしました。

4月 1, 2004 ■身の回りのユーザビリティ | | コメント (0) | トラックバック (0)

2004.03.28

■ 身の回りのユーザビリティ(1)~ゴミの分別

■ まじめな人は悩みます

JRの構内にある自動販売機横の回収ボックスの表示が不可解です。まじめに考えると、手が止まってしまい、捨てられなくなります。ユーザビリティ的に考えると、こういう迷う表示は良くないです。まずは、下の写真を見てください。

Box1.JPG

「空缶及びペットボトルの分別回収しています御協力下さい」と書いてあります。こう書いてあって、穴が2つ開いていると、まじめに考えてしまうと、分けていれないといけないと思います。しかし、どちらに何を入れればいいかの指示がないので困ってしまいます。中で1つにつながっていて、人が後から分別しているのだとすると、人手もかかるし、意味がないです。

同じ駅の中に少し違う表示の回収ボックスがあります。こちらの存在を知っているため、この上の写真はますます不可解となります。下の写真をご覧下さい。

Box2.JPG

これははっきりと、「あきカン専用」「ペットボトル専用」と分かれているので、分けて入れる必要があります。これなら迷うことはない、と思いそうですが、その下に書いてある言葉を読むと、「分別回収しています。空カンのみお捨てください」とあります。ペットボトルを持った私の手は止まりました。ペットボトル専用の投入口があるにもかかわらず、空カンのみ捨てろとはどういうことなんでしょう。さらに良く見ると、ペットボトルの方の「専用」の字が小さいのです。これは「専用性」の低さを示すのか?と深読みしてしまい、ますます分からなくなります。おそらくこの貼り付けてあるラベルのサイズが決まっていて、「専用」の字を大きく書けないのだろうという結論に達しました。

何と人騒がせな分別回収なんだろうと思いました。

3月 28, 2004 ■身の回りのユーザビリティ | | コメント (2) | トラックバック (0)