2006.07.29

■ 原書に挑戦(471)~ ゲド戦記

Ursula Le Guin の "The Earthsea Quartet" です。

世の中が「ゲド戦記」ブームになってきた?ので、読む事にしました(ブームに悪のりするのが何よりも好きです)。私はゲド戦記に詳しい訳ではありませんが、作者の Ursula K Le Guin は何十年も前から知っています。有名なSF作家で、何冊か英語で読みましたが、何と言っても "Left Hand of Darkness" という本が有名ですが、実はこれにたどりつく前に、Ursula K Le Guin の本を好んで読まなくなってしまいました。何故かと言いますと、彼女の本はいったん読み出すと面白いのですが、なかなか読み始める気にならないのが難点だったからです。

Ursula K Le Guin は、1929年生まれなので、もう77歳近くになっていますね。彼女はSF界で最高の栄誉となるヒューゴー賞を5回、ネビュラ賞を4回受賞しています。これはSF界ではすばらしい業績です。しかし、このゲド戦記の原作本は、ファンタジー小説で、またもやファンタジーの世界にとどんどん深入りしています。でも読み出して見るとなかなか面白いですね。魔法を扱うファンタジー小説のベストセラーはたくさんありますが、Magic のとらえ方が小説ごとに異なる点がこれらの本のベストセラーたるゆえんなんでしょう。例えば、Terry Goodkind は、additive magic、subtractive magic という世界を作り、ハリーポッターは、魔法学校で魔法を学ぶ世界を作っています。Ursula Le Guin の世界では、「もの」に付属する true name が分かりさえすれば、魔法でその「もの」をコントロールできるという概念が特徴的です。

この本には最初の4話である "A Wizard of Earthsea"、"The Tombs of Atuan"、"The Farthest Shore"、および"Tehanu" を収録しています。子供向け?の Puffin Books として出版されているにも関わらず 700ページ近くあり、とても読み応えがあります。

7月 29, 2006 →Ursula Le Guin, ■原書に挑戦 | | コメント (0) | トラックバック (0)