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2004.12.19

● ロンドンへの出張(25) Westminster Abbey (3)

もう少しだけ、Westminster Abbey の位置づけの文章が続きます。

<< Dan Brown's "The Da Vinci Code >>
Designed in the style of the great cathedrals of Amiens, Chartres and Canterbury, Westminster Abbey is considered neither cathedral nor parish church. It bears the classification of royal peculiar, subject only to the Sovereign. Since hosting the coronation of William the Conqueror on Christmas Day in 1066, the dazzling sanctuary has witnessed an endless procession of royal ceremonies and affairs of state -- from the canonization of Edward the Confessor to the marriage of Prince Andrew and Sarah Ferguson to the funeral of Henry V, Queen Elizabeth I and Princess Diana.
建築スタイルとしてはフランスのノートルダム大聖堂やシャルトルの大聖堂、英国のカンタベリー寺院のスタイルを取り入れていますが、通常の大聖堂や教区教会には分類されていません。国王直属の「王室教会」的存在になっているのです。征服王と呼ばれたウィリアム一世の戴冠式が1066年に行われてから、王室の儀式や国家的行事が華々しく催されてきました。エドワード懺悔王を聖者の列に加える儀式から、アンドリュー王子とサラ ファーガソンの結婚式、ヘンリー五世、エリザベス一世、それに最近ではダイアナ妃の葬儀までがここで行われています。

そう言えば、12月13日に載せた Westminster Abbey を外から撮った写真の中央上部にある円形の模様ですが、あちこちの大聖堂にあるものと共通しているように思えます。中でもフランスのノートルダム大聖堂のものは、タクシーで通りかかった時にちらっと見ただけですが、その大きさと美しさに圧倒され、感動すら覚えました。もっとちゃんと見たかったのですが、今年の1月に行った際はとんぼ帰りであり、ホテルから歩いて行ける距離にあったにもかかわらず、明るい時間にホテルにいなかったという不幸も重なり、きちんと見ることができなかったのが残念です。

こんな詳しい説明が付いているのも、Da Vinci Code の小説の謎を解く鍵が、この Westminster Abbey の中にあるとされている Sir Isaac Newton の墓にあるという設定になっているからです。この辺りからは Westminster Abbey の中を走り回りますので、中の構造図を載せておきます。

west_minster_abbey_scale_S
↑ Westminster Abbey構造図(マウスクリックで拡大写真になります)

Hurrying through the grand portico on the north transept, Langdon and Sophie were met by guards who politely ushered them through the abbey's newest addition -- a large walk-through metal detector -- now present in most historic building in London.

以前に、Ken Follett の "The Pillars of the Earth" を読んだ時は、この小説が中世ヨーロッパで大聖堂を建築する人の話でもあり、やたらと教会用語が出てきたのですが、あまり辞書を引く事もなく漫然と読んでしまいました。何が言いたいかといいますと、日本語で何と言うのかが分からない・・・という事で辞書を使いました。north transept というのは、北の袖廊(そでろう)と訳されています。十字架の形をした教会全体から見ると十字形の左側の部分ですね。上の図にも明記されています。

実際に Westminster Abbey に入りますと、通常の訪問者の入口は、この北側の袖廊に用意されていました。しかし、ここに書いてあるような金属探知器はありませんでした。入場料を払うと、いきなり荘厳な雰囲気の静まりかえった大聖堂の中にいました。もうそれは厳粛な世界に来たなあという印象しかありませんでした。なぜありもしないものが描かれているのでしょうか?フィクションの世界なので許されるとは思いますし、この話の中の後の展開からしても、ここで金属探知器でピストルなどを所持していない事にしておかないといけないのは理解できます。

12月 19, 2004 ● ロンドンへの出張(2004.12) |

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