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2004.07.31

■原書に挑戦(29)~ 女性の仕草

Daniel Silva "The English Assassin" です。art restorer の Gabriel Allon (男性) は、仕事の依頼を受けてスイスに飛んだが、クライアントが殺されているのを発見し、殺人容疑で逮捕され・・・、釈放はされるのですが、なぜクライアントが殺されねばならなかったのかを知るために、クライアントの娘であり、バイオリン奏者として世界的に有名な Anna Rolfe に会いに行きます。8時間にわたるバイオリンの練習を終えた後、Gabriel と相対して話をしている時に見せた、Anna の仕草は次のような表現になっています。

Even after the long rehearsal session, her hands could not remain quiet. They set out on private journeys: toyed with a cigarette lighter, drummed on the glass tabletop, made repeated trips to her face to chase away the stray lock of hair that fell across her cheek.

「手」を主語として、手があちこちと動き回る様を巧みに表現しています。特に "made repeated trips ..." の所の表現は参考になります。こういう風に言うんですね。頬に落ちかかる髪を何気なく払いのける様をいかんなく描写しています。

7月 31, 2004 ■原書に挑戦→Daniel Silva | | コメント (0) | トラックバック (0)

■原書に挑戦(28)~ 典型的パターン

John Grisham "The King of Torts" です。Clay が弁護することになった Tequila Watson の少年時代の話です。これはテレビドラマなんかに良く出てくる最悪に不幸なパターンです。

No family to speak of. Never knew his father. Mother died of AIDS when he was three. Raised by an aunt or two, passed around the family, foster homes here and there, in and out of court and juvenile homes. Dropped out of school. Typical case for us.

家族らしい家族はいない。父親は知らない。母親は3才の時にAIDSで死亡。おばさんに育てられ、親戚中をたらい回しとなり、孤児院を転々とし、裁判所と少年院を行ったり来たり。学校は落ちこぼれ。典型的パターンである。

訳すほどのことはなかったのですが、簡潔な表現に感嘆。特に "Raised by an aunt or two" のような表現はなかなかできないと思われます。

7月 31, 2004 ■原書に挑戦→John Grisham | | コメント (0) | トラックバック (0)

■原書に挑戦(27)~ second wind

もう1回続けて、Dan Brown の "The Da Vinci Code" です。話は中盤にさしかかり、Langdon は例によって、アクションに次ぐアクションで文字通り息をつく暇もないほど振り回され、1晩に何度も銃を突きつけられながら、Holy Grail (聖杯) に関するミステリを解決しなければ自分の命も危ういという状況におかれていますが、何とか一息 (second wind) つくことができます。しかし、すぐに次のアクションが待ちかまえているのは容易に推察がつきますが・・・。

As Langdon walked toward the front of the truck, he felt surprisingly alert. Staring into the barrel of yet another gun tonight had given him the second wind.

ここで、second wind をランダムハウス英語辞典で調べると、

【1】(運動をしている最中やそのあとなどで激しい動悸(どうき)が治まって)平静な呼吸を回復すること,呼吸の整復.

【2】(元気・気力の)盛り返し,回復:
get one's second wind 元気を回復する.

とあります。雰囲気は分かり、日本語に翻訳する際には役立ちますが、次の Longman Dictionary of Contemporary English(第4版)の説明の方が語感をうまく説明してくれます。

12 second wind
a new feeling of energy after you have been working or exercising very hard, and had thought you were too tired to continue
He got his second wind and ran on.

そうです。"a new feeling of energy" が吹き込まれる風(wind)を受けたのだということが分かります。熟語を熟語としてとらえるのではなく、語感から英語を理解していくようにすれば、しっかりと身に付くように思います。英英辞書はそういう使い方をするためのものなんですが、こういうようにうまく意味を理解できれば、使って良かったと思えますし、連想記憶的にしっかりと身に付く事も実感できます。

また、原文の中の "yet another gun" という使い方はすばらしいですね。こういう使い方はなかなかできないので、とても参考になります。

7月 31, 2004 ■原書に挑戦→Dan Brown | | コメント (0) | トラックバック (0)

2004.07.30

■原書に挑戦(26)~ do a double take

Dan Brown の "The Da Vinci Code" です。

何かとてつもない秘密を何らかの手段で伝え残して死んだ、Jacques Sauniere の孫娘である Sophie と話をしている Langdon が言います。

Landgon hesitated a moment. "Sophie, you realize that if this is indeed the keystone, your grandfather's access to it implies he was exceptionally powerful within the Priory of Sion. He would have to have been one of the highest four members."

これは実際の会話ではないにしろ、会話の中で、"He would have to have been ..." と言われて、瞬時に意味を把握できるでしょうか?読むから簡単なんですが・・・。

Langdon は上の文章の中で、Sophie に Sophie のおじいさんは Priory of Sion という秘密組織の中でとても位の高いメンバーだったのではないか、という「新説」を持ち出します。それに対し、Sophie が事もなげに言い放ちます

Sophie sighed. "He was powerful in a secret society. I'm certain of it. I can only assume it was the Priory."

Sophie は知っていたのです。それを聞いて、Langdon は、はっとします (do a double take)。

Langdon did a double take. "You knew he was in a secret society?"

7月 30, 2004 ■原書に挑戦→Dan Brown | | コメント (0) | トラックバック (0)

2004.07.29

■原書に挑戦(25)~ スピードの差に唖然

H.G.Wells の "A Short History of the World" です。すでに本文に進んでいるのですが、Introduction の所でまだ気になるところがありました。

The first thing that strikes you about Wells's Short History is its zest. The reader wants to know what happens next, and though the book can be read on a four-hour train journey, quite a lot of it will stick in the memory.

次はどうなるのか、とわくわくしながら読んでいくと、4時間の列車の旅で読んでしまえる、と書いてあります。驚いたのは「4時間」という所です。この本は普通のペーパーバックよりも少し大きめで、 右の欄の写真でも分かるように、日本の文庫本と新書本の差のような大きさの違いがあり、かなり文字は細かく詰まっています。しかも、約300ページあるので、1時間あたり、75ページもの速度で読む必要があります。

若い頃に速読の練習をして、1時間に60ページの速度を達成したことがありました。これは1分で1ページ読む計算になりますので、それでもとんでもない速度だと思っていました。なぜかというと、英語のペーパーバックはたいてい、1ページに40行程度あります。したがって、2行を3秒で読み進まないと、1ページを1分では読めません。したがって、日本人の私からすると、この1時間75ページというのは、その25%増しの速度で読み進む必要があるため、すさまじい数字だと思います。それがこともなげに書いてあります。しかもDan Brown のDa Vinci Codeなんかではありません。普通の歴史書です。それを興味をつないで驚異的な速度で読み進めるものだろうか?とかなり疑問に思ってしまいました。

最近、やっと英語の本を抵抗なく読み進めるようになりました。言い換えると、500冊以上読破していても、まだ、英語の本を読むのに抵抗があったのです。英語を聞く力の上昇と共に読むのもすんなりと読めるようになってきたように思いますが、やはりネイティブとの差はいかんともしがたいほどのものです。つくづくと思い知らされました。

7月 29, 2004 ■原書に挑戦→H. G. Wells | | コメント (0) | トラックバック (0)

2004.07.27

★ 来月はスウェーデンに出張

また、会議に行くのですが、今度は歴史も文化も全く分からないスウェーデンへ出張します。Uppsala大学という名門中の名門の大学(らしい)で会議があります。Arlanda空港から南に下るとストックホルムに行けるのですが、あいにく逆の北の方向に行きます。ストックホルムの町を見て歩くのは難しいかもしれません。

観光ガイドブックをパラパラ見ていると、Castle とか Cathedral という言葉が目に付きます。しかし、スウェーデン語なんて、全く分からないし、ほんの上っ面の世界を単に見て歩くだけとなりそうです。

1月にパリに行った時、スウェーデン人の同僚が子供(女の子2人)を会議に連れてきてびっくりしました。小学生の高学年といった年頃でしたが、会議中はおとなしく本を読んだり、お父さんからパソコンを借りてゲームをしたりしていました。国際会議を開いている同じ部屋の中に遊んでいる子供がいるというのは不思議な感じでした。

パリの赤いエッフェル塔を見ることができたのは、このスウェーデン人の同僚のおかげですが、エッフェル塔に上るのに並んでいる時に、女の子が迷子にならないように気を配りながら、すぐ後ろから聞こえてくる大阪弁の女の子の会話に耳を傾けてしまいました。「何でこんなとこにおるんかなぁ」と思いましたが、私も日本人だと言うことがばれてしまって、3人組の大阪の女の子達から話しかけられ、写真を撮ってと頼まれました。3台のカメラを構えながら、スウェーデンの女の子がどこかに行ってしまわないように気を配りながら、ズボンのポケットに入っている財布をねらっているスリがいないかと、注意をいろんな事に向けねばならず、大変だったのを思い出しました。

ヨーロッパと日本との違いはやはり空の青さでしょうか。日本の空ってライトブルーというか、濃い青にはならないような気がします。ヨーロッパは緯度が高いせいか、空が青いですね。また、音の伝わり方も違うのか、ヨーロッパでは、英語もはっきりと聞こえる気がします。

また、いろいろとレポートします。写真もたくさん撮ってくるつもりです。

7月 27, 2004 日記・コラム・つぶやき | | コメント (0) | トラックバック (0)

2004.07.26

■原書に挑戦(24)~ 変な形のバンドエイド

John Grisham "The King of Torts" の最初の方をうろうろしています。

主人公の Jarett Clay Carter II は、80人の弁護士を擁する Office of the Public Defender (OPD) に勤めています。日本で言えば国選弁護人の集まりのようなもんでしょうか。Clay は殺人の罪で刑務所に入れられたばかりの20才の黒人 Tequila Watson の弁護をするように命じられます。ついていない、というのが第一印象のようでしたが、まず、最初の接見に行きます。良くテレビでやっている、ガラス越しの対面というやつですね。

昨夜、いきなり同室の仲間と問題を起こしたようで、顔が腫れ上がっています。

His left eye was swollen shut, with dried blood in both corners. The right one was open and the pupil was bright red. There was tape, and gauze in the center of his forehead, and a butterfly Band-Aid on his chin. Both lips and both jaws were puffy and oversized to the point that Clay wasn't sure he had the right client.

ここで気になったのは、"butterfly Band-Aid" です。バンドエイドの一種のようですが、なんだろうと思った訳です。インターネットで調べて見ると、特定の商品の呼称のようです。バンドエイドに興味があった訳ではないのですが、いろんな形があるのが面白かったですね。ここでいうバタフライ型のやつは次のものを指しているようです。

butterfly_closure.jpg
< butterfly Band-Aid >

7月 26, 2004 ■原書に挑戦→John Grisham | | コメント (0) | トラックバック (0)

2004.07.23

■原書に挑戦(23)~ "Digital Fortress"終了

Dan Brown "Digital Fortress" を読み終わりました。最後の方に大どんでん返しが無かったのは少し意外でした。比較的素直な筆致で、Spain のステレオタイプだけが目に付いた本です。裏を返せば、スペインの魅力に取り付かれているのかも知れないと言えるでしょう。Dan Brownの真骨頂はやはり謎解きです。Jeffrey Deaver が Blue Nowhere を書き、Lincoln Rhyme シリーズだけでなく、こんな本も書けるということを証明したのと似通っているように思いました。

7月 23, 2004 ■原書に挑戦→Dan Brown | | コメント (4) | トラックバック (2)

2004.07.22

■ 歴史と文化のかけら(13) ~ スペインのステレオタイプ研究

またまたまた、Dan Brown "Digital Fortress" です。Becker は、まだ殺し屋 Hulohot から逃げ回っています。また危険な所に逃げ込みました。そこで、また例によって、スペイン人を揶揄する表現です。ここまで来ると、スペイン人をステレオタイプで徹底的に描写しようとしている感覚です。今読んでいる Da Vinci Codeはフランスが舞台ですが、こちらは謎解きに専念しているのでそういった表現は出てきません。Andgels & Demons はバチカン市国ですが、こちらも謎解きが主でアクションが従の関係で、そういう表現はなかったですね。Deception Pointは舞台が北極だったので、たまたまステレオタイプは関係ないという状況でした。

日本人が富士山、芸者、腹切りなどの町民と侍文化から、眼鏡とカメラを下げた観光客へと進化していく中でステレオタイプ的表現が出てくるのも、そういった文化的背景を理解しないと、現在の日本人を正しく理解できないのと同じで、スペインの歴史、文化的理解を促進するためのステレオタイプ表現なんだろうと解釈したいと思います。

The stairs were steep; Tourists had died here. This was not America--no safety signs, no handrails, no insurance disclaimers. This was Spain. If you were stupid enough to fall, it was your own damn fault, regardless of who built the stairs.

7月 22, 2004 ■歴史と文化のかけら | | コメント (0) | トラックバック (0)

2004.07.21

■ 歴史と文化のかけら(12) ~ スペインの医療技術

またまた、Dan Brown "Digital Fortress" です。Becker はスペイン中を逃げ回っていますが、とうとう、とある教会の中に追いつめられ、殺し屋 Hulohot が背後から迫ります。サイレンサーを装着した銃でBeckerの背中を撃とうとしています。背中から撃っても肺に穴を開ければ致命傷を与えることができると考えながら迫っていきます。

A punctured lung was fatal, maybe not in more medically advanced parts of the world, but in Spain, it was fatal.

スペインもここまで「こけ」にされると、同情したくなりますね。ただ、Da Vinci Code の中では、アメリカ人がフランスで好き放題をやっている、と非難めいた口調も出てきますから、一概に他人ばかりけなしている訳ではなさそうですが、それにしても・・・

7月 21, 2004 ■歴史と文化のかけら | | コメント (5) | トラックバック (0)

2004.07.19

■ 歴史と文化のかけら(11) ~ スペインからの国際電話

Dan Brown "Digital Fortress" です。これも大詰めを迎えており、後100ページと少しで読了となります。これもストーリをばらしてしまっては何の面白みもないので、サイドストーリのような所で勝負しましょう。

以下の文章で、彼とは Susan の恋人でBeckerと言います。unbreakable codeの鍵を握る ring を回収するためにスペインに派遣されていて、次から次へと人手に渡っていく ring を追いかけて疲労困憊していますが、やっと入手して、それを本国に報告しようとして、公衆電話からアメリカに国際電話をかけています。うまくつながらないので、ある事を思い出します。

He'd forgotten: Getting an international connection from Spain was like roulette, all a matter of timing and luck. He'd have to try again in a few minutes.

スペインって、本当にこんな状態なのでしょうか?それはなぜなんでしょう?

7月 19, 2004 ■歴史と文化のかけら | | コメント (2) | トラックバック (0)

2004.07.18

■原書に挑戦(22)~ "Prey"終了

Michael Crichton "Prey" を読み終わりました。半分を過ぎたら続きが気になって最後まで読んでしまいました。ペーパーバックは500冊以上読んでいるので、その気になれば500ページの本などすぐに読めてしまいますね。

この話はスタイルがJurassic Parkと同じです。最後には危険は去るのですが、完全に根絶やしにできていない、という事を予感させるものがあります。Jurassic Parkも英語で読みましたが、ラストシーンが映画と本とではだいぶ違うように思いました。

Michael Crichton がその気になれば、この本の続編は簡単に作れそうです。この話も映画化されると話題を呼ぶと思います。

7月 18, 2004 ■原書に挑戦→Michael Crichton | | コメント (0) | トラックバック (0)

2004.07.17

■原書に挑戦(21)~ 渋滞の原因

交通渋滞の原因について、Michael Crichton "Prey" に記述がありました。あまり "Prey" の内容を書いてしまうと問題もあるだろうと思いますので、本流とは関係ない所の気になる記述について、引用してみます。

・・・just the way heavily trafficked highways will clog up and then flow freely again. The congestion was caused by random speed changes by one or two motorists, but the effects rippled down the entire highway.

渋滞の先頭はどうなっているのか、といつも気になりますが、渋滞の原因は、スピードを落とす人が少しでもいると、その影響が続く列の最後まで伝播するためであると言っているように読めます。正しいか正しくないかは別として、そのような解説をこのような英語を使えば表現できるということですね。

7月 17, 2004 ■原書に挑戦→Michael Crichton | | コメント (0) | トラックバック (0)

2004.07.14

■原書に挑戦(20)~ うさぎの culture

Michael Crichton "Prey" です。研究所から切り離されて独自の意思を持って砂漠で生き延び続けているナノマシンの swarm が Jack の目の前でうさぎを hunt したようです。人間がカメラを作ろうとしてプログラムしたナノマシンがうさぎを殺すような動作をするはずがないと信じる Jack は仲間の制止を振り切って、昔の同僚と砂漠に出て、死んだうさぎを解剖して死因を調べます。

作業も終盤にさしかかり、同僚の Mae が言います。

"Now we will just take a few cultures, and we're done ..." She flipped over her case, looked. "Oh, bad luck." "What's that?" I said. "The culture swabs aren't here."

何が culture なんだろうと思いました。辞書を引きました。「(微生物や組織の)培養」という意味が該当しそうです。したがって、culture swab とは、「培養する組織を取り出すのに必要な綿棒」という意味になりそうです。

Lord of the Rings の3作目の最後の戦いの場面で、standard (軍旗)を守るという表現にもびっくりしましたが、ここもカルチャーですからね。びっくりしたり、感動したりしないと、単語って身に付きませんから、これでいいのだと思います。

7月 14, 2004 ■原書に挑戦→Michael Crichton | | コメント (0) | トラックバック (0)

■ 歴史と文化のかけら(10) ~ 大文字/小文字

今朝、Le Monde ( http://www.lemonde.fr ) を見ていて、不思議な事に気づきました。チェコ共和国の国名表示で、 la Republique tcheque (= the Czech Republic) となっていたのです。フランス語はあまり詳しくありませんが、形容詞として使われる場合の使い方ということのようです。

正式な国の呼称なら大文字になっていると思います。英語とフランス語で少し使い方のずれが見られますね。

いや、それより、Le Monde を開いてみて、Sony の Vaio がど~んと宣伝されているのに驚きました。

7月 14, 2004 ■歴史と文化のかけら | | コメント (0) | トラックバック (0)

2004.07.12

○ 聖人/魔女

少し前のTime(2004年2月2日号)を見ていたら、面白そうな書評を見つけました。

Henry Grunwald "A Saint, More or Less"

Time Inc. の前編集長が書いた本ということで、16世紀の終わりに現れ、治癒力、予言力などの力で一世を風靡した Nicole Tavernier という若い女性の話を書いています。実際の史実に基づく話と言われています。

It's based on an actual historical incident. Around 1594, a young woman of mysterious origins named Nicole Tavenier arrived in Paris and rapidly acquired a reputation for extraordinary faith and mystical healing powers.

彼女のパワー(本人は angel power と言っていたらしい)は本物だったのか?、彼女の巧みな想像の賜だったのか?、回りの人が奇跡を信じたい心が産み出したものなのか?

実際に本を読んでみないと何とも分かりませんが、人間の歴史の中には、まだ、こういう人が隠れていたのか?という意外性に驚かされ、人類の歴史は奥が深いと感じさせられました。

7月 12, 2004 ○ TIMEの書評から | | コメント (2) | トラックバック (0)

2004.07.11

★ 英語サイトの整理

英語サイトがうまく機能していませんので、また、模様替えします。何か新しいことを書こうとしているため、すぐに討ち死にしてしまいます。いままで、日本語サイトで出てきた、数々の疑問点を英語で問いかけ直すスタイルとしたいと思います。そうすれば、ネタ切れになることもなく、自分の疑問点の整理にもなりますので、一石二鳥です。いつになるか分かりませんが、そのうち整理します。

7月 11, 2004 日記・コラム・つぶやき | | コメント (0) | トラックバック (0)

★ ユーザビリティ記事の整理

ユーザビリティのチュートリアル的な記事を整理し、別の CUBE290サイトに移しました。「Usability-108: ユーザビリティとは」という場所です。左のリンクから行く事ができます。移したのは次のカテゴリです。--> で書いたのは移動先サイトでのカテゴリ分類です。

 ■ 英語で学ぶユーザビリティ
   --> ■ ニールセンの Homepage Usability
   --> ■ ユーザビリティの基本
 ■ 情報アーキテクチャ
   --> ■ しろくま本 情報アーキテクチャ
   
移動したとは言っても、英語とからめて解説していくことには変わりありません。

7月 11, 2004 日記・コラム・つぶやき | | コメント (0) | トラックバック (0)

2004.07.09

■原書に挑戦(19)~ go belly up

Michael Crichton "Prey" です。Jack の妻 Juliaは、分子レベルの微少なナノマシンを作り、これらを独自の意思で集まらせ(swarm)、カメラを形成し敵地を空から撮影する、というアイデアを追求している会社に勤めていることが明らかとなります。地上から砲撃されても分子レベルに自らを分解できるため、絶対に打ち落とすことはできないという究極のマシンなのですが、軽いため、風で吹き飛んでしまうという欠点を克服できず、ついにスポンサーから資金打ち切りを言い渡されます。そのため、Juliaは東奔西走し、資金集めに飛び回り、家に帰ることもままならず、「原書に挑戦(12)~ lather」で書いたような夫婦げんかをしてしまいます、という筋書きがまず出てきました。この状況で次の文章が出てきます。しゃべっているのは Jackの友達で、Juliaの部下のRickyです。

"Frankly, this whole company could go belly up before Christmas."

これは文脈上というか、辞書を引くまでもない、分かりやすい表現です。魚が腹を上にしてぽっかりと浮かび上がるシーンを想像できれば、ぴたり賞ですね。こういう文章の流れの中で自ら意味を明確にくみ取る事ができるようになると、次第に辞書を引く回数が減り、文脈の中で意味をとらえる習慣が付いてきて、ナチュラルな読書ができるようになっていきます。文意を正確にとらえたり、ぴったりとした日本語に置き換えることができなくても、意味は何となく分かるという状態の事を言います。こういう状態を長く続けていけば、こういった本なら、まともに読めるようになります。

7月 9, 2004 ■原書に挑戦→Michael Crichton | | コメント (0) | トラックバック (0)

2004.07.08

○ Secrets of the RINGS

今週のTIMEには、土星関連記事が8ページもあります。写真や図解が豊富で、こういう記事を読んでいると、(TIMEを若者が読むのかどうか、わかりませんが) 天文学を志そうという若者も出てくるかもしれませんね。

Cassini がもたらした写真からはいろんな新発見があったようです。私は天文学は素人なので詳しいことは解説できませんが、Timeの記事では、リングの構造が次第に明らかになっていくような表現になっています。

As the pictures from Cassini reveal, the interaction of this orbiting material can create bizarre effects. The edge of one ring shows elegant scalloping, presumably caused by the gravitational wake of a moon cruising alongside it. As the moon sails by at predictable intervals, the random collisions of ring particles become more rhythmic, forming tidy peaks and troughs.

リングの側を衛星が通過すると、その重力の影響がリングにも現れているようです。Encke ギャップの内側のリングの端のところが波打っている写真が載っています。

Other images show that the moving moons cause equally graceful formations within the rings by tugging on particles and causing them to pile up and thin out, pile up and thin out, rippling outward in what ring scientists call a density wave.

"ring scientist" なんていう人達がいるんですね。"density wave" は専門用語でしょうか。そうかと思うと別の「波」もあるようです。

Another kind of wave known as a bending wave is caused by a moon that orbits at an angle inclined to the ring plane, warping or corrugating the ring's edge.

リング平面と平行ではなく、傾きを持って通過していく衛星が及ぼす影響が、"bending wave" となって現れるようです。

リングの厚さに関しては次のような表現があります。

On a planetary scale they are paper thin, perhaps half a mile thick

それと、私だけが知らないのかも知れませんが、次のような記事は、"secrets" だったのかもしれません。

Rotation: Inside rings orbit faster than outside ones, causing more collisions and finer particles

内側のリングの方が速く回転しているそうです。土星の輪のイメージが変わってしまいます。

Spokes: Dark lines can appear in rings, grow 6,000 km in five minutes, then disappear. Magnetic fields and charged particles may be responsible

リングって複雑な動きをしているんですね。

7月 8, 2004 ■ TIMEの英語 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2004.07.07

■原書に挑戦(18)~ 歴史のかけら

歴史の「れ」の字も無いような気がしてきましたので、少し歴史の本にも着目したいと思います。高校1年生の頃に読んでいた H.G.ウェルズの歴史の本の事を思い出しました。あれを英語で読みたいと思ったのは去年くらいだったと思います。amazonで品切れになっていたため、暫く入手できなかったのですが、最近、手に入れました。右の写真は、amazonに載っていたものは、地球の周りの宇宙があまりにも明るいので、スキャナーで読み取って実物の雰囲気が出ているものを載せました。

"A Short History of the World" ですが、H.G.Wells が作家であるため、大変興味深い読み物に仕上がっていると思います。普段はあまり読まないのですが、今回は INTRODUCTION を読んでしまいました。なぜ読んだかといいますと、出だしの言葉が鮮烈だったからです。

Herbert George Wells (1866-1946) had many enemies, and his story was rather heroic.

H.G.Wells は、日本では「宇宙戦争」や「タイムマシン」の作家、どちらかというとSF作家であり、そのイメージからして敵が多かったというのは、まさに意外でした。

彼の家はどちらかというと貧しい家庭だったようで、小さい頃から薬局とか服地屋(drapery shop)に働きに出されていました。これは長続きせず、教師になろうとして "Normal School of Science, Kensington" に入学して、実際に1883年から1895年まで教壇に立ったそうです。しかし、1883年というと、まだ17才なんですが・・・。

この後、気になる表現が出てきました。

Also, in late-Victorian England, 'counter-jumpers' were despised.

'counter-jumpers' って何だろうと思いました。ランダムハウス英語辞典を引くと、

{古風}{英俗/侮蔑的}(小売店の)店員,売り子.

となっていました。なぜ、店員の事をそういうのだろうと気になりました。古い英語なら、Oxford Dictionary (Second Edition) だということで、引いてみました。

One who jumps over a counter: applied in contempt to a shopman or shopkeeper's assistant.

なるほどと思いますね。彼はジャーナリストとして、大衆に訴えかける筆力というか文才があったようで、本を書きに書きました。そこの所の表現が妙にリアルなので引用してみます。

He wrote and wrote, and wrote and wrote. ・・・ , he wanted the money, and wrote and wrote, and earned and earned, because he was read and read.

こういう表現もあるんだ、と思った次第です。まだ、Introduction だったので、次からは本文に挑戦します。

7月 7, 2004 ■原書に挑戦→H. G. Wells | | コメント (0) | トラックバック (0)

2004.07.06

■原書に挑戦(17)~ 法律用語

John Grisham の "The King of Torts" を読み始めました。題名から分からなかったのも久しぶりです。

tort: 不法行為

法律ものは何冊か読んでいます。素直にイントロから読んでいったのですが、犯人とおぼしき若者が逮捕され、息子を殺された母親 (Adelfa) が法廷で、初めて我が子を殺したかもしれない若者に会うという所です。いきなり、見慣れない単語が出てきました。ネイティブ向けのボキャブラリ本でテストしてみると、above average と出てきますし、TOEIC のテスト問題では、見慣れない単語/熟語が出てくることはまずありません。数回受験して1個出てくるか出てこないかといった感じなのですが、John Grisham ではいきなりです。TOEIC のレベルが実用的レベルではないのかも知れませんが・・・。

Adelfa went to court to watch the arraignment. The police told her the punk who'd killed her son was scheduled to make his first appearance, a quick and routine matter in which he would plead not guity and ask for a lawyer.

arraignment: 罪状認否手続き

日本の法廷ものでも良く出てくる言葉ですが、さすがに英語でどういうかは知らなかったです。「あなたは罪を犯しましたか?」と尋ねられて「無罪です。弁護士を呼んでください」という筋書きのようですが、何か日本の裁判の手順と違うような気もしますね。まあ、ここではそこまで進んでいません。これからですね。

ついでに "go to court" と法廷には a/the は付かないことをチェック。かなり基本的なものですが、こういうものを1つずつ、順に確認しながら見ていくことにします。正しい英語を書けるようになるためにも、基本を抑えていく必要があるからです。

7月 6, 2004 ■原書に挑戦→John Grisham | | コメント (0) | トラックバック (0)

2004.07.03

■原書に挑戦(16)~ 2冊追加

現在、#10で書いたように次の本を読んでいます。

○ Dan Brown "Digital Fortress"
○ Dan Brown "The DaVinci Code"
○ Michael Crichton "Prey"
○ J. K. Rowling "Harry Potter and the Goblet of Fire"

どんどん読み進んでいる訳ではないのですが、何か物足りないので以下の2冊を追加しました。

○ John Grisham "The King of Torts"
○ Daniel Silva "The English Assassin"

当面は6冊体制で行こうかと思います。来月になったらもう2冊ほど増やす可能性もあります。

7月 3, 2004 ■原書に挑戦 | | コメント (0) | トラックバック (0)

■原書に挑戦(15)~ シャツと文化?

Fache's zeal for technology had hurt him very much both professionally and personally. Fache was rumored to have invested his entire savings in the technology craze a few years back and lost his shirt. And Fache is a man who only wears the finest shirts.

これも Dan Brown の "The Da Vinci Code" の中の1節です。この節の直前に、Fache はアメリカの大物?の Robert Langdon を逮捕して名前をあげ、年金をもらって優雅に暮らしたいと考えているという節があります。ここの所では、フランスの警察官の Fache がお金を必要としている理由が説明されています。すなわち、Fache は、数年前からテクノロジに魅了されて、貯めたお金をつぎ込んでしまい、大損をした (lose one's shirt) と書いてあります。そして、Fache は最高級のシャツしか着ない人だとも書いてあります。

ここがどうおもしろいかといいますと、まず、"professionally" と "personally" が対を成していてリズムが良さそうだということと、シャツに関する表現が2種類出てきていて、これも対を成しているだけでなく、ユーモアたっぷりである所でしょうか。後、気になるのが、シャツへのこだわりといいましょうか、文化的な背景ですね。シャツは欧米文化でどういう位置づけなんだろう?という点が気になります。いずれ、誰かに聞いてはっきりさせたい所です。

こういうように、ふと感じたおもしろさを共有していきたいと思います。

7月 3, 2004 ■原書に挑戦→Dan Brown | | コメント (2) | トラックバック (0)

2004.07.01

■ 正しい英語を書く (2) ~ a と an

正しい英語を書くための本に書いてある英語は正しいという前提でいけば、正しい英語の書き方を解説している文章そのものも大変参考になります。ということで、どういう解説をしているかが分かるようにできるだけ引用していきます。

Choosing "a" or "an." With the indefinite article, the choice of a or an depends on the sound of the word it precedes. A comes before words with a consonant sound, including /y/, /h/, and /w/, no matter how the word is spelled {a eulogy} {a hotel suite} {a Ouachita tribe member}. An comes before words with a vowel sound {an LSAT exam room} {an X-Files episode} {an hour ago}. ("The Chicago Manual of Style 15th edition")

原則としては、綴りと関係なく発音が子音で始まる単語の前には "a" を付け、発音が母音で始まる単語の前には "an" を付けるようです。an X-Files というのは分かりやすいですね。

a と an には直接関係ないのですが、"an." という文の終わり方は一般的です。これを "an". と書く人も相当います。プロの作家の中でも統一が取れていないのは、多数の本を読んでいるので感じています。しかし、このように引用符の中にピリオドを入れ込んでおいた方が無難だと思います。しかし、{an}. というように書いているので、必ずしも、何でも同じように書くという訳ではないようです。

上記の説明の中にもありますが、abbreviation の場合などには、多少注意が必要です。

Before an abbreviation, a numeral, or a symbol, the use of a or an depends on how the term is pronounced. In the first example below, MS would be pronounced em ess; in the second, it would be pronounced manuscript.

an MS treatment a MS in the National Library an NBC anchor an 800 number a URL an @ sign an HTML document describing a HUD program ("The Chicago Manual of Style 15th edition")

この例は注意深く見て理解しておく事をお勧めします。最後の例など、HUD はたぶんハッドとでも読むのでしょう。an 800 number という書き方も注目されます。このような書き方をする必要性も出てくる場合もあるでしょう。

7月 1, 2004 ■ 正しい英語を書く | | コメント (4) | トラックバック (0)