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2004.07.09

■原書に挑戦(19)~ go belly up

Michael Crichton "Prey" です。Jack の妻 Juliaは、分子レベルの微少なナノマシンを作り、これらを独自の意思で集まらせ(swarm)、カメラを形成し敵地を空から撮影する、というアイデアを追求している会社に勤めていることが明らかとなります。地上から砲撃されても分子レベルに自らを分解できるため、絶対に打ち落とすことはできないという究極のマシンなのですが、軽いため、風で吹き飛んでしまうという欠点を克服できず、ついにスポンサーから資金打ち切りを言い渡されます。そのため、Juliaは東奔西走し、資金集めに飛び回り、家に帰ることもままならず、「原書に挑戦(12)~ lather」で書いたような夫婦げんかをしてしまいます、という筋書きがまず出てきました。この状況で次の文章が出てきます。しゃべっているのは Jackの友達で、Juliaの部下のRickyです。

"Frankly, this whole company could go belly up before Christmas."

これは文脈上というか、辞書を引くまでもない、分かりやすい表現です。魚が腹を上にしてぽっかりと浮かび上がるシーンを想像できれば、ぴたり賞ですね。こういう文章の流れの中で自ら意味を明確にくみ取る事ができるようになると、次第に辞書を引く回数が減り、文脈の中で意味をとらえる習慣が付いてきて、ナチュラルな読書ができるようになっていきます。文意を正確にとらえたり、ぴったりとした日本語に置き換えることができなくても、意味は何となく分かるという状態の事を言います。こういう状態を長く続けていけば、こういった本なら、まともに読めるようになります。

7月 9, 2004 ■原書に挑戦→Michael Crichton |

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