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2004.06.30

■ 正しい英語を書く (1) ~ まずは本の紹介から

ISO で国際規格を審議・制定する仕事に関わっているため、正しい英語を書く必要性に迫られています。ISO の会議の場では、英語を母国語としない人が多数派であり、提出される文書を読んでいても、英語が正しく使われていないケースが多々あります。文法的に間違っているのを頻繁にみかけるのです。こういうものを見ると、「な~んだ、それほど気にしなくても通じればいいんだ」と思う人もいるかも知れません。私の場合は逆に「人の振り見て我が振り直せ」で、自分の英語のつたなさを反省し、基礎から勉強し直す必要性を強く感じてしまいました。

この「正しい英語を書く」というのは、なかなかできない事だとは思います。自分の場合を考えても、TOEICのReading部門で満点を取った事があるとはいっても毎回満点を取れる訳ではないし、本を500冊以上読んでいるとは言っても読み流しているだけだし、Listeningも2時間も続けると頭がまひしてくるし、語彙のテストをするとネイティブを平均としてabove averageとなるとはいっても辞書を手放せないし・・・これでは英語が身に付いて使いこなせるという状態にはほど遠い気がしてきました。

そこで一から出直すために、ネイティブ向けに書かれた英語の書き方のような本も勉強することにしました。しかし、本を最初から読んでいくのも長続きしそうにないし、英語を書いていく中でぶち当たる疑問を契機として、調べていき、その内容をここに書いていって、マスターすることにしました。

まずは、本の紹介から。

"The Essential Guide for Writers, Editors, and Publishers" という副題が付いている "The Chicago Manual of Style 15th edition"です。これは1000ページ近くあるので辞書的に使う本です。それと読み物風の "Grammatically CORRECT" の2冊でまずは勉強していきます。

世の中には正しくない英語があふれ返っています。通じれば良いというのであれば、気にする必要はありませんが、英語を使っていく状況の中で相手から信頼を勝ち取りたいという方には、正しい英語を理解している事が強力な武器となります。この際、一緒に正しい英語を勉強して行きませんか?

次回はまず、基本中の基本である、a と an の正しい使い分け方から始めます。

6月 30, 2004 ■ 正しい英語を書く | | コメント (0) | トラックバック (0)

■原書に挑戦(14)~ lock horns

Fache and the ambassador locked horns regularly over shared affairs of state -- their most common battleground being law enforcement for visiting Americans.

これは Dan Brown の "The Da Vinci Code" の中の1節です。Fache はフランスの警察官、the ambassador と書いてあるのは US embassy の大使です。"lock horns" に面白みを感じたのは、まさに「角突き合わせる」という感覚がピタリと符合しているからです。フランスを訪れるアメリカ人に法律を守らせることで対立すると書いていますね。具体的にはどういうことなのか?と気になります。

Almost daily, DCPJ arrested American exchange students in possesion of drugs, US businessmen for soliciting underage prostitutes, American tourists for shoplifting or destruction of property.

DCPJ (Direction Centrale Police Judiciaire はアメリカの FBI に相当) は、毎日のようにアメリカ人の学生、ビジネスマン、旅行者を薬物所持、未成年者買春、万引きや器物損壊で逮捕しているようです。ところが、

Legally, US embassy could intervene and extradite guilty citizens back to the United States, where they received nothing more than a slap on the wrist.

アメリカ大使館は合法的に犯人を本国に強制送還し、軽い罰しか与えない、と嘆いています。

こういうように、原文を抜き出して見ると、"The Da Vinci Code" の本論から外れているので、いかにも普通の小説のように感じてしまいますが、現場で起きている事件は極めて奇異なものです。これを Robert Langdon が鮮やかに解決していくという展開を期待して読んでいます。

6月 30, 2004 ■原書に挑戦→Dan Brown | | コメント (0) | トラックバック (1)

2004.06.29

○ Tetsujin 28-go

June 28, 2004 の Time 誌には、もう一つ興味深い記事がありました。実写版「キューティ・ハニー」の佐藤江梨子の写真が左側ページに大きく載っており、右側ページにはデビルマン、キャシャーン、忍者ハットリくんがそろっていました。

タイトルは、"ANIME GOES LIVE" です。

忍者ハットリくんの所には、スマップの香取慎吾の写真がありますが、"Shingo Katori, of the popular boy band SMAP" と紹介されており、スマップは "boy band" なんだろうかと首をひねりました。

写真はないのですが、昔懐かしい「鉄人28号」も紹介されています。

The title character is a remote-controlled robot who looks like the Wizard of Oz's Tin Man on growth hormones.
というように紹介されています。最初の "The title character" は、「鉄人28号」という題名に出てくるキャラクターという意味ですね。オズの魔法使いのブリキのきこり?が成長ホルモンで大きくなったような、という珍妙な紹介となっています。鉄人28号はもっと強いイメージなんですが、どうしてこのように感じるのでしょうか?

感覚の違いだけではすまされないようなギャップを感じました。

6月 29, 2004 ■ TIMEの英語 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2004.06.26

○ 宇宙版 LORD OF THE RINGS

これもTimeの記事で、中つ国ではなく、宇宙空間の話です。タイトルに続く記事は、

A $1.4 billion spacecraft is closing in on Saturn, preparing to surf its rings and moons--especially mysterious Titan

ということで、土星に近づいている Cassini-Huygens 宇宙船の近況を伝えるものです。この宇宙船は今年(2004年)6月30日に土星に到達します。また、その頃に話題となるのでしょう。この宇宙船は土星に到着後(着陸ではない)、4年間動作し続け、土星の回りを76回も周回し、12台のカメラから驚異的な映像を送ってくるものと思われます。

この宇宙船のもう1つの目的は、今まで厚いガスに覆われていて観測できなかった、土星最大の惑星Titanを観測することです。Titanには、この宇宙船の下部に取り付けられているprobeである Huygens(宇宙船の名前の後半分)が送り込まれます。このあたりは以下のように書かれています。

The 320-kg Huygens probe will be released by Cassini on Christmas Eve 2004 and will reach Titan three weeks later. It carries a camera and five sensors, all of which must work fast. Three hours after entering Titan's airspace, the prove will run out of power.

3.5 billion km の旅を経て到着した Cassini から、 今年のクリスマスイブに Titanに向けて発射されるHuygens probe は、3週間かけて Titanに着陸しますが、土星の大気へ突入後わずか3時間の命のようです。夏のセミを思い出します。Huygensの切り離しから着陸まではもっと詳しく説明されています。

1) The probe pops out of the ship and spins at seven revolutions a minute for stability 2) Striking the atmosphere at 19,956 km/h, Huygens generates heat reaching 11982 Celsius 3) Two minutes after entry, the probe slows to 1,440 km/h, and the first of two parachutes deploys 4) The probe's cameras and instruments operate both during descent and on the ground

ということなので、クリスマスイブにはまた、すばらしい映像を見られると思いますが、電波が地球に到着するのにざっと計算して84分(2004.7.8訂正。前回は32時間程度と書いていました。これは単純にCassiniが35億kmを旅したと書いてあったのでそこから計算してしまいました)かかるので、リアルタイム画像という訳にはいきませんね。

もう一つ Cassiniという名前の由来ですが、はっきりとは分かりませんが、土星の「輪」の構造を見ていたら推測がつきました。

輪の構造を外側から記すと次のようになります。

G ring 9,656 km wide
F ring 48 km wide
A ring 14,613 km wide

Encke division (ここは切れ目です)

E ring 302,557 km wide

Cassini division (天文学者 Gian Cassiniが発見) 8,000 km gap

B ring 25,572 km wide
C ring 17,494 km wide
D ring 7,548 km wide

ということで、どうやら、Cassini division から、この宇宙船の名前が採用されているようです(私の推測)。

最後に、なぜ Titan が注目されているのかという理由が書いてあります。Titan の大きさは、地球(12,754km)と月(3,476km) の中間の5,150kmもありますから、かなり大きな「月」ですが、土星自体が 120,536km もありますので、土星からすると小さな「月」ですね。

Its dense atmosphere is made of organic materials like methane and ethane, strikingly similar to our own atmosphere before life emerged.

ということで、どうやらTitan の大気は、有史以前の地球の大気に酷似しているらしいです。何やら期待させるのですが、次の言葉で締めくくっています。

Titan's surface temperature approaches -184 Celsius, the moon almost certainly does not sustain life, but studying it can give scientists a peek at a sort of cryopreserved version of Earth long ago.

cryopreserve: 低温保存する

6月 26, 2004 ■ TIMEの英語 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2004.06.25

■ 歴史と文化のかけら(9) ~ 日本に求めるものとは?

新幹線の中で話しかけられました。韓国で仕事を終え、2週間の休暇を取って日本を旅行して歩いている外国人のカップルでした。男性はフランス人、女性はカナダ人でした。いきなり聞かれた事は・・・「三味線っていくらで買えるのか?」・・・でした。"I have no idea!" と言うしかありませんでした。そんなものを買おうと思った事もないし、ましてやいくら位かなんて。

やはり外国人から見える日本と日本人が普段から感じている日本とにはかなりのギャップがあるのか??なんて小難しいことは考えていません。私だって、フランスに行けば、電気製品なんかより歴史的価値のある骨董品/芸術品に目が行きますからね、至極当然の質問でしょう。問題なのは、そういう質問に答える事ができない、ということです。言い換えると自分の国の事を知らなさすぎるということでしょうか。本当に良く言われている事ですね。

次に聞かれたのが「新宿でいいホテルはどこか?いくら位が相場か?」でした。新宿でホテルに泊まる必要性のない所に住んでいるので、当然知らないのでした。しかし、日本に外国人を招くようなケースでは、こういう情報は知っておかないとまずいだろうなぁと思いますね。

日本文化のかけら、と言われるものが何かを考え、勉強しておかないと、国際人にはなれない・・・と痛感しました。

6月 25, 2004 ■歴史と文化のかけら | | コメント (0) | トラックバック (0)

2004.06.24

○ Bill Clinton

今週のTIMEの表紙は Bill Clinton です。中を見ると、インタビュー記事があるのですが、Bill Clinton の写真はすべてモノクロ(表紙以外)でした。やはりまだ明るい記事にはならないのでしょうか。

6月 24, 2004 ■ TIMEの英語 | | コメント (0) | トラックバック (0)

■原書に挑戦(13)~ Ensei Tankado

Dan Brown の "Digital Fortress" を読んでいますが、これには日本人が何人か出てきます。しかしながら、名前が奇妙なのです。わざとこうしているのだろうか??と疑いたくなります。時代考証じゃなくて、文化考証をしてやれば、すぐにおかしいことが分かるはずなのに・・・。機会があれば、作者に直接聞いてみたいなぁ。

この本に出てくる、unbrekable code という恐ろしいアルゴリズムを作り出した男が、Ensei Tankado という日本人です。この秘密がばれると、アメリカが誇る暗号解読用の超超スーパーコンピュータが役に立たなくなるので大問題が発生するのです。その秘密を買おうとしているのが、これまた日本人の Tokugen Numataka ですね。

Neal Stephenson の "Cryptonomicon" にも日本人が出てきています。この人は Goto Dengo と言います。Dengo が少し変ですが、まだ、「後藤」だろうと思われる名字はいいですね。

わざと変な名前にしているのではないことを祈って・・・いつか確認してみたい・・・

6月 24, 2004 ■原書に挑戦→Dan Brown | | コメント (0) | トラックバック (0)

2004.06.23

■原書に挑戦(12)~ lather

失職した夫と会社勤めで毎晩遅い妻が、朝、夫婦げんかで夫をなじってから会社に出かけます。夫が主夫業を一通りこなした頃に携帯電話が鳴った状況で、次のような文がありました。"lather" って何だろうと辞書を引いてしまいました。

About the time I had worked myself into a fine lather, my cell phone rang.

一汗かいたようです。

ただ、この本は Michael Crichton の "Prey" という本で、妻はナノテクロノジの技術者で、とても恐ろしい実験をしているのでは?という恐怖感の中のとても、平凡な夫婦げんか後の様子が語られていきます。電話で妻が謝ってきたのです。

"Jack, I konw you support me. Of course you do. I couldn't manage without you. You're doing a great job with kids. I'm just not myself these days. It was stupid, Jack. I'm sorry I said those things."

「私の支えとなってくれて子供の面倒も見てくれたのに、私、どうかしていたみたい。あんなにひどいことを言ってしまってごめんなさい。」というような本当にホームドラマ風の展開なんですが、この本のテーマがナノテクノロジであるだけに気が抜けません。

この後、Jack(夫)は、この会話を録音しておくんだったと後悔します。離婚裁判で有利になるからです。ますますホームドラマですが・・・。

6月 23, 2004 ■原書に挑戦→Michael Crichton | | コメント (0) | トラックバック (0)

2004.06.21

■原書に挑戦(11)~ Vitruvian Man

"The Da Vinci Code" に出てきた言葉ですが、Leonard Da Vinci が描いた、かの有名な絵らしいですね。こんな単語を覚えても TOEIC のスコアアップには何の役にも立ちませんが、人類の存在を宇宙人に示すために使われた絵だと言えば、なかなか興味深いものがあります。円の中に両手両足を広げた男性がすっぽりと入っている絵ですね。

少し勉強モードで本を読まないと、もったいない気がしてきました。

6月 21, 2004 ■原書に挑戦→Dan Brown | | コメント (2) | トラックバック (0)

2004.06.19

■原書に挑戦(10)~ 今読んでいる本

とりあえず、現時点で読んでいこうとしている本の状況は次のようになっています。

○ Neal Stephenson "Cryptonomicon"
 会社への行き帰りに10分位ずつ読んでいて、遅々として進まないのが、この本です。何とも「のり」が悪い。第2次大戦中と現代のフィリピンが交互に舞台となって物語が進行しそうで進行しないのです。「書く」事を楽しんでいるような感じです。「読む」人の事をあんまり考えていないように思えてきました。全部で1200ページありますが、まだ130ページあたりをうろうろしています。
 
○ Dan Brown "Digital Fortress"
 これはDan Brownらしい語り口で、読み進んでいけます。解読不可能な暗号 unbreakable code を開発した男とその秘密を握る鍵をめぐる話です。話の設定はあり得ない所に置かれていますが、スリルが感じられます。200/400ページですから半分位まで来ています。
 
○ Dan Brown "The DaVinci Code"
 ウィーン空港で買ってきた本なのですが、現在、70/600ページなので、読み進む体制に入っていません。これからおもしろくなる所ですね。
 
○ Michael Crichton "Prey"
 Nanotechnology, Biotechnology を題材にした本です。ただし、アンドロメダ病原体、ジュラシックパーク、タイムライン、それに救急医療現場を描いたあのER(Emergency Room)の作者ですから、おもしろくない訳がありませんね。これも読み始めたばかりで、70/500ページです。
 
○ J. K. Rowling "Harry Potter and the Goblet of Fire"
 ご存じハリーポッターシリーズ第4作ですね。これもまだ、読み進むスパートがかかっておらず、100/700ページです。子供が読むような分量の本じゃないとは思いますが。

6月 19, 2004 ■原書に挑戦 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2004.06.09

ガイドライン総数は113個です

現在、続けている "Homepage Usability" のガイドライン紹介は、当分続きます。ガイドラインは総数で113個ありますから、4ヶ月近く続くことになります。ただ、別の話題も当然入ってきますから、この連載が終わるまでにはもっと時間がかかると思います。

6月 9, 2004 日記・コラム・つぶやき | | コメント (0) | トラックバック (0)

2004.06.03

CUBE290英語サイトを再び模様替え

Cube290 World を CUBE290's Japanese ways としました。このサイトでは、日本人の目から見た日本独特の習慣を取り上げ、外国とどのように違うのかを考えます。つまり、日本にいらっしゃる外国人の人に対する日本の紹介に近いような感じになりますが、違いを比較、分析(というとオーバーですが)してみたいと思います。これも始めてみないとどうなるか分からない所がありますが・・・。

6月 3, 2004 日記・コラム・つぶやき | | コメント (0) | トラックバック (0)

2004.06.02

■ 現在進行形の英語(7)~ 女子十二楽坊

Time誌を見ていると、女子十二楽坊の写真入り記事が載っていました(May 31, 2004)。タイトルは "A Dozen Roses" バラは赤いという単純発想かと思いましたが、皆さんは純白の服装ですね。副題の中にもおもしろい表現があったので、引用してみます。"Meet China's first exportable supergroup, the 12 Girls Band" この "exportable" という表現は一体なんだろう・・・。モノでもあるまいし、しかし、"the 12 Girls Band" という言い方はなるほどね、という感じです。

6月 2, 2004 ■ TIMEの英語 | | コメント (0) | トラックバック (0)

cube290サイト増殖

英語サイトを増やしました。比較的まじめな話題に継続的に取り組む姿勢を見せる CUBEe と、自由奔放に書く Cube290 World に分離しました。あと、週末にしかオープンしない(正確には私が家にいてパソコンの電源を入れている間しか見えない)テストサイトも作っていますが、このリンクはいずれ公開することにします。

6月 2, 2004 日記・コラム・つぶやき | | コメント (0) | トラックバック (0)